クリナップ新宿ショールームは、東京の副都心・新宿の中心、東京都庁に近い新宿三井ビル2号館1階にあります。
伊藤千佳さんは入社8年目、辻川由美子さんは6年目のアドバイザーです。名刺には「NPO食育インストラクター3級」の肩書があるように、今年2月に誕生した同社の食育インストラクター1期生です。接客の最前で活躍しているアドバイザーは、システムキッチンの案内のほか、お客様のご要望や悩みをお聞きし、お客様に最適なキッチンを考えることが主な仕事になります。
ショールームアドバイザー全員が「NPO日本食育インストラクター3級」を取得したことについて「キッチンを取り扱う当社にとって非常に魅力的なことだと思います」と口を揃える2人。
「食と暮らしへの関心度が高いお客様に製品訴求だけでなく、食育の実践により、安心・安全・健康な人生を送るために必要な知識を伝えることができるように」という社の方針通り、食育に関する知識を広げ、個々のスキルアップにもつなげていきたいと話してくれました。
資格を生かす具体策も掘り下げていきたい
「資格取得のために学んだことで、特に印象に残っているのは残飯についてです。日本は世界一残飯を出す国であることに驚きました」と話すのは伊藤さん。日本食や日本文化が世界中に認知されているなか、「現在、世界にも広まっている言葉“MOTTAINAI”の発祥の国として、矛盾であり、残念なこと」と感じたそうです。
辻川さんは「いろいろなことを学びましたが、なかでも印象的だったのは“選食力”の勉強でした」と言います。“五味”や“五色”といったバランスのとれた食事と色の関係、食事を美味しく感じることの大切さや美味しく見せるためには良い照明や良い環境が必要なこと、また食材が本来持っている栄養についてなどを学んだそうです。
「食品添加物や原材料、産地についてなど、普段は何気なく目にしていた法律的表記の意味を改めて知り得ることも出来、食材選びの重要性を強く感じました」(辻川さん)
一方で、2人は「取得したばかりで、まだ食育の知識を現場で生かし切れていない」とも感じているそうです。そうした反省も踏まえながら今後の食育資格の活用について「資格を取得した全アドバイザーが“食卓”の価値をお客様に伝えていくことが出来るように、より具体的な施策を全員で掘り下げていきたい」そして、「取得した3級の内容をより把握できたうえで、上級(2級、1級)資格取得を検討していきたい」と考えているそうです。
クリナップ新宿ショールーム
アドバイザー
伊藤 千佳さん
クリナップ新宿ショールーム
アドバイザー
辻川 有美子さん
クリナップのショールームはどなたでも自由に見学いただけるとのこと。プランご相談のお客様は事前のご予約をおすすめしているそうです。