食べる種!?今全米で大注目の「チアシード(Chia seeds)」

食べる種!?今全米で大注目の「チアシード(Chia seeds)」

皆さん「チアシード」ってご存じですか?
健康・美容・ダイエットに効果のあるスーパーフードとしてアメリカでは既に有名ですが日本でも徐々に注目されつつあります。

【チアシードについて】
チアとはシソ科ミント属の果実「サルビア」の一種で、チアシードはそのチアの種子(シード)の事を指します。
メキシコなどの南米が原産地で、見た目は直径2㎜程のゴマのような種で、味は無味無臭。食物繊維や良質の脂肪を豊富に含んでいます。
古代アステカ時代でアメリカ先住民が豆やとうもろこしと同じように主食としていた食材で、「人の生命維持にはチアシードと水があれば足りる」と言われたほどで、“奇跡の種”とも呼ばれています。

【なぜチアシードが注目されるようになったの?】

(1)食物繊維が約35%含有
腸内で善玉菌のえさとなったり、ぜん動運動を促してくれる食物繊維(不溶性)は、体内の老廃物を体外に排泄する整腸作用があり腸内を美しくしてくれる魅力的な栄養素です。 チアシードには約35%もの食物繊維が含まれています。

(2)オメガ3脂肪酸(αリノレン酸)が最強!
チアシードには約32%の脂質が含まれており、その内約60%以上がαリノレン酸です。αリノレン酸は体内で作ることが出来ませんが、細胞や組織を作る体に欠かせない油で、血液中の中性脂肪を下げたり、抗アレルギー作用にも期待できます。そのαリノレン酸をチアシードは自然界で最も多く含有し、サーモンの約8倍含まれています。

(3)ミネラルが豊富
女性にとって欠かせない鉄分はほうれん草の約3倍。
葉酸はほうれん草の約5倍
体内の水分のバランスを保つカリウムはバナナの約2倍。
酵素の働きをサポートするマグネシウムはブロッコリーの約5倍
カルシウムはなんと牛乳の約6倍含まれています。

【チアシードの料理活用法】
 チアシードは無味無臭なので何に混ぜても味が変わることなく美味しく頂けます。
調理法もとっても簡単です。チアシードと水を大体1:10の割合で混ぜるだけ!
アメリカではよくジュースやスムージーに加えたり、ヨーグルトやシリアルに取り入れたりしています。
またスープやサラダドレッシング、プディングのようなデザートなどいろんなお料理に活用出来ます。

チアシード入りのジュースはドロっとした口触りと種のつぶつぶで不思議な食感ですよ♪

Text by ひとみ/食育インストラクター