和食器で学校給食

全国学校給食協会1

ここは東京都小平市立小平第六小学校にある和室です。この日、4年生の給食時間にお邪魔すると、和食器を使って給食を食べる子どもたちの姿がありました。

通常の給食「桜えびごはん、すき焼き煮、千草あえ」にプラスして和室限定で「鰆の塩焼き」と「みそ汁」がつき、さらに昭和・大正時代の食器と黒盆でいただきます。この食器は、白井ひで子栄養教諭と食器メーカーの三信化工株式会社が企画・連携して、低予算の中で集めたもの。

「なんだかいつもより姿勢正しいわね~」と担任の先生が言うように、背筋を伸ばしてゆっくり味わって食べる子どもたちが印象的です。そして、三信化工株式会社の海老原誠治さんをゲストティーチャーに、食器の絵柄から歴史や食文化の話を聞きます。子どもたちは興味津々で食器をながめ、いつもより大切に食器を扱っている姿が印象的でした。

「和食」を切り口にして、日本の食器具の文化を学ぶなど、食育の可能性が広がっていきます。(月刊「学校給食」2014年2月号より)

全国学校給食協会2

(配信元:有限会社 全国学校給食協会)

 

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