話題のローフードから考えるいろいろな食事スタイル

話題のローフードから考えるいろいろな食事スタイル

皆さんは普段どんな物を食べていますか?
健康は日々の食事の積み重ねと言うように、毎日の食事を大切にしていきたいですよね。
今回は巷で話題のローフードについてご紹介します。

【アメリカ発信のローフード】
ローフード(英語:Raw food)とは、加熱されていない生の(Raw)食材をさします。
生きた食材(生命力に満ちた)という意味で、リビングフード(Living food)と呼ばれることもあります。
「加熱していない生の野菜や果物には酵素がたっぷり含まれている」という考え方に基づき、酵素栄養学などのさまざまな研究から肥満大国アメリカが発信地となり、今では海外の様々な都市でローフードを取り入れる食事スタイルが人気です。

【ローフードのメリットとは?】
ローフードの大きなメリットの一つに酵素補給があります。
なぜ加熱せずに食べるのかと言うと、酵素は46~48度以上で加熱されると多くのビタミンやミネラル、酵素が失活してしまいます。酵素は私達の体内で欠かすことの出来ない栄養素です。
食物から酵素をたくさん摂取することで新陳代謝が活発になり、老廃物がデトックスされ身体の中は綺麗になります。
欧米では90年代頃から広がりはじめ今ではローフード専門店がたくさんオープンされています。
ローフードで使う食材は旬の野菜や果物の他にナッツや種子類、スプラウト、海藻、発酵食品などで、近年大ブームを起こしたグリーンスムージーも手軽なローフードです。

【いろいろな食事スタイル】
(1)ベジタリアン(Vegetarian)菜食主義者:
動物性食品の肉や魚をとらずに穀物、野菜、豆類などの植物性食品を中心にした食事法。ラテン語で「健全な、新鮮な、元気のある」と言う“Vegetus”が由来。
(2)ビーガン(Vegan)絶対菜食者:
ベジタリアンの中でも肉や魚だけなく、卵や乳製品、はちみつさえも口にしない食事法で、オーガニック野菜が中心。ビーガンの主なタンパク源は小麦粉のグルテンから作る「せいたん」や大豆を原料にした「てんぺ」などの加工食品です。地球環境保護や動物愛護の観点からビーガンになる方もいます。
(3)マクロビオティック(Macrobiotics):
長寿法を説くものであり、 陰陽に基づくバランスを重視し、その土地の旬の穀物や野菜を主食材とする自然食(無農薬の穀物・野菜)中心の食事法。玄米菜食、身土不二、一物全体、オーガニックなどの思想が基本。ギリシャ語の「大いなる生命」と言う意味が語源。。

焼物、煮物、蒸し物、揚げ物と日本の食文化にはいろんな調理法がありますが、日本の伝統食にはお造りや酢の物など生でいただく(生を活かす)ものもあります。
流行りのローフードから、自分の健康を考え生活スタイルにあった工夫ができたら良いですね☆

Text by ひとみ/食育インストラクター