ほとんどの食品に明記されている賞味期限や消費期限。
何が違うか知っていますか?
【2つの違い】
賞味期限は、比較的食品の劣化がしにくいものを指します。これは、缶詰めやスナック菓子などで定められた方法で保存した場合に品質の安全が十分に可能であることを示す期限です。
消費期限は、食品の劣化が速いものを指します。これは、お弁当や生菓子などで定められた方法で保存した場合に腐敗、変敗、その他品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないことを示す期限です。
賞味期限は、未開封で保存方法に記載されている方法で保存した場合の期限なので開封後や決められた方法で保存していない場合には、期限が切れる前であったとしても品質が劣化していることがあるので気を付けましょう。
賞味期限がつけられている商品は品質の劣化が遅いことから、この期限を切れてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
最近では、まだ食べられる食品のロスを減らすために食品会社が動き出し、賞味期限の見直しが広がっています。
これは食品のロスだけでなく、震災時の備蓄需要にも期待されています。包装技術の改良が進んだことで賞味期限を延ばしても品質の維持が可能になったそうです。
これから暖かくなり、気温によって食品の劣化は大きく進みます。商品の裏面に記載されている保存方法を必ず守って保管しましょう。
text by ざわちゃん/食育インストラクター