学校において食育をどのように定着させるかは栄養教諭の大きな共通課題になっています。愛知県小牧市の栄養教諭、林 紫(ゆかり)先生は、小学校1年生にはこれから始まる食育が、児童も、教師も、共にワクワク楽しい授業となるよう進めていきたいと考え、これまで取り組んできました。
そして、海から遠い地域ゆえに魚を貴重な食材として伝承してきた当市の地域性があり、いかに子どもたちに魚に興味を持ってもらえばよいか、検討を重ね、「魚丸ごと食育」を実践しています。
そこで、まず1年生には「魚釣りゲーム」を取り入れた学習を考えました。
学級活動の時間に行った授業「さかなとともだちになろう」では、磁石付きの魚カードを釣り上げて、その魚のすんでいる場所や形、特長を知り、魚と親しくなり、まさに”ともだち”になるところから学習が始まります。
黒板には、海や川の魚がどのように自分たちの食卓に届くかも意識させる図も完成させました。まずは、楽しく興味関心を高めるところから。このシンプルさが食育の継続につながっています。
(詳しくは月刊「学校給食」2014年11月号参照)
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(配信元:有限会社 全国学校給食協会)