このシリーズは、親子で一緒に作って楽しい時間を共有できるようなレシピをご紹介していきます。
今回は、沖縄県民だけでなく、観光客にも人気!
沖縄の伝統菓子「サーターアンダギー」に挑戦してみましょう。
【サーターアンダギーとは?】
沖縄県の揚げ菓子のひとつで、中はふわっと、外はカリッとした食感の沖縄風揚げドーナツ。
揚げたときに生地の割れ目が花が咲くようにみえたり、笑った口のようにみえることから縁起のよいお菓子とされ、沖縄の祝い事や行事にもよく使われます。
名前の由来は、沖縄の方言でサーターは砂糖、アンダギーは油で揚げたものという意味からきています。
基本の材料は、小麦粉・砂糖・卵で、最近では黒糖や紅いも、ごま、かぼちゃなどが入ったさまざまな種類のサーターアンダギーが人気です。
【親子クッキングのお約束】
- 調理前後や食べるときは、手洗いを忘れずに。
- 調理前に子どもが出来ること、お手伝いが必要なことを確認しましょう。
- 「ながら作業」は危険なので、テレビなどは消してから作りましょう。
【一緒に作る大人の方へ】
お子さんの年齢などによって一人で出来ることが違いますので、子どもに合ったサポートをお願いします。
事前に材料や作る手順の確認をすると、お子さんが考えながら作業をする練習にもなりますので、大人が誘導してあげながらお子さんに確認作業をしてもらってください。
そして・・・一番大切なのは、お子さんが切り方や手順を間違えても怒ったりせず、修正する方法を一緒に考えてあげることです。
料理は同時にやらなければいけないことや、不測の事態がつきもの。
大人であれば経験上対応出来ることがほとんどですが、子どもたちは今まさにそのことを学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで対応してあげて下さい。(でも、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!)
それではレシピのご紹介です。
【サーターアンダギー】
<材料:作りやすい分量(10~15個分)> 調理時間:30分(冷蔵庫で寝かせる時間は除く)
薄力粉・・200g
ベーキングパウダー・・小さじ1
卵(L玉)・・1個
砂糖・・100g
塩・・少々
サラダ油・・大さじ1/2
バニラオイル・・適量
揚げ油・・適量
<作り方>
- 薄力粉とベーキングパウダーはふるっておく
- ボウルに卵を割りほぐし、砂糖・塩を加え、泡立て器で泡立てないように混ぜる
- (2)にサラダ油・バニラオイルを入れ、1~2回軽く混ぜ合わせ(1)を加えてさっくりと混ぜる
- (3)の生地にラップをかけ、冷蔵庫で30分ほど寝かせる
- 手にサラダ油(分量外)をつけ、(4)の生地をピンポン玉くらいの大きさ(直径3~4cm)に丸める
※手に油をつけることで、生地がくっつかずに丸めることができます - 160℃に熱した揚げ油で、(5)を5~8分揚げる
※油の中を自然と回転し、割れ目ができます
※油はねに気を付けましょう
<ポイント>
- 砂糖は黒糖に置き換えてもOK。
- 生地に入れるサラダ油はバターに置き換えてもOK。風味よく仕上がります。
- 低温でじっくり揚げることで、中までしっかり火が通り、カリッとした食感に仕上がりあます。
いかがでしたか。
サーターアンダギーは、お家にある材料で簡単に作れるので、小腹がすいたときに作るおやつにぴったりです。
紅いもパウダーやかぼちゃパウダーなどは、100円ショップでも販売されているので、いろいろな種類のサーターアンダギーを作ってみても楽しめそうですね。
ぜひお子さんと一緒につくってみてください♪
Text byくまこ/食育インストラクター