5月は爽やかな初夏の始まり!
そして年内最初の大型連休ゴールデンウィークの季節です。
今回はそんなゴールデンウィークにピッタリの親子で楽しめるチャレンジレシピをご紹介!!
子どもたちは炭酸で、大人はアルコールと割ってもおいしい「クラフトコーラ」を作ってみよう☆
【クラフトコーラ】
材料をそろえたら、鍋で煮るだけの簡単レシピ!
調合次第でオリジナルのクラフトコーラが出来ちゃいます!!
<材料(作りやすい量:約10杯分)> 調理時間:15~20分(休ませる時間は除く)
シナモン(ホール)・・3g
クローブ(ホール)・・3g
カルダモン(ホール)・・2g
バニラビーンズ・・1/2本
レモン(防かび剤不使用)・・1個
Aグラニュー糖・・200g
A水・・300g
Bグラニュー糖・・50g
B水・・小さじ2
炭酸水(無糖)・・適量
<作り方>
- シナモンは手で2~3等分に割り、クローブ・カルダモンは軽くつぶす
- バニラビーンズはサヤに包丁で切り込みを入れ、中の種をこそげ取る(サヤも使うので捨てない)
- レモンはよく洗い、7~8mm厚の輪切りにする
- 鍋に(1)~(3)・Aを入れて火にかけ、沸いたら2~3分煮る
- 別の鍋にBを入れて火にかけてカラメルを作り、丁度よい色の少し手前で火を止め、(4)をお玉1杯分くらい入れて色止めする
- (5)のカラメルと液体が混ざったら、残りの(4)をすべてて入れてひと沸かしし、清潔な耐熱容器に移して粗熱を取り、冷蔵庫で半日~1日寝かせる
- (6)をペーパータオルなどで濾し、炭酸水などで割っていただく
(出来上がったシロップ大さじ2に、炭酸水100mlを目安に割ってください。)
<ポイント>
- (5)の作業は色止めに入れる液体がはねることがあるので、大人がやってあげて下さい。
- バニラビーンズがない場合は、バニラエッセンスを(5)の工程で火を止めたあとに加えて下さい。
- 寝かせる時間が長いほどスパイスの風味が強く出ます。出来上がったら味を見て、丁度よい場合はすぐに濾しても構いません。
※糖分・スパイスが多いので一度にたくさん飲まず適量を心掛けて下さいね!
【今回使用したスパイス】
今回使用したスパイスはわりと身近なものなので、日本でも手に入りやすいものばかりですが、どんな特徴があるのか知っていますか。
以下にまとめていましたので、料理やお菓子を作るときの参考にしてみてくださいね。
〇シナモン
別名を「桂皮(けいひ)」・「肉桂(にっけい)」・「ニッキ」などといい、独特の甘い香りを持つ樹皮を乾燥させ、お菓子や料理・飲み物の香りづけなどに使います。
混合スパイスでも有名な中国の「五香粉」や、インドの「ガラムマサラ」のベースとなるスパイスのひとつでもあります。
形状としては、採った樹皮を丸めて乾燥させたスティックタイプをはじめ、スティックを砕いたものや粉末、一般にはあまり出回っていませんが、ドリンク業界や加工食品業界向けに精油として加工されたものがあります。
〇クローブ
別名を「丁子(ちょうじ)」・「丁香(ちょうこう)」・「百里香(ひゃくりこう)」・「鶏舌香(けいぜつこう)」などといい、花が咲く前のつぼみを干したものです。
甘く濃厚な香りが特徴のクローブは、スパイスのなかでも特に香りの強いもののひとつとされていて、肉の臭み消しやパンの香りづけに使われたり、シナモン同様インドのガラムマサラなどのベースにもなっています。
形状はホールのほか、粉末や精油があります。
〇カルダモン
別名を「小荳蒄(しょうずく)」・「イライチー」などといい、果実から採れる種がエキゾチックな甘さと爽やかさをあわせ持つ香りを醸し出します。
さまざまな国で多用されているスパイスのひとつで、コーヒーや紅茶をはじめ、料理やお菓子にも使われています。
形状はホールのほか、粉末や精油があります。
〇バニラ(ビーンズ)
バニラ独特の芳醇な甘い香りは、未熟なサヤを収穫後、とても複雑な工程(キュアリングという乾燥と保存を繰り返しながら発酵させる方法)で数カ月発酵させることで出来上がるため、天然のバニラはとても高価です。
古くはアステカ文明時代からチョコレートドリンクの香りづけとして使われ、当時の支配者に献上する習わしがあったそうです。
現在では天然のバニラのほか、化学合成で安価に作ることが出来るエッセンスやオイルが多く出回っています。
【お好みのスパイスで】
上記のスパイスは、コーラ特有の甘い香りなどを出すために必要なので、基本的には入れていただくとよいでしょう。
また、今回はお子さんと一緒に作るレシピなので刺激的なスパイスは避けていますが、お好みで以下のようなものを加えることで、刺激的・個性的な味になります。
ナツメグ・オールスパイス・ジンジャー・八角・黒こしょう・唐辛子など。
スパイスはパウダーでも構いませんが、粉っぽい・香りが弱いことがあるので、ホールを使っていただくことをおススメします。
※ナツメグは一粒が大きなかたまりなので、使用するときは削って使います。
いかがでしたか。
コーラはもともと「コーラナッツ(コラの実)」を入れて作っていたので、手に入るようでしたら試してみると、より本格的なクラフトコーラが楽しめますよ☆
Text byさゆり/食育インストラクター