このシリーズは、親子で一緒に作って楽しい時間を共有できるようなレシピをご紹介していきます。
今回は、クリスマスパーティーにピッタリ♪ローストビーフをご紹介。
ローストビーフって難しそう…と思いがちですが、今回はオーブンを使わず簡単に作ります。
【親子クッキングのお約束】
- 調理前後や食べる時は、手洗いを忘れずに。
- 調理前に子どもが出来ること、お手伝いが必要なことを確認しましょう。
- 「ながら作業」は危険なので、テレビなどは消してから作りましょう。
【一緒に作る大人の方へ】
お子さんの年齢などによって一人で出来ることが違いますので、子どもに合ったサポートをお願いします。
事前に材料や作る手順の確認をすると、お子さんが考えながら作業をする練習にもなりますので、大人が誘導してあげながらお子さんに確認作業をしてもらってください。
そして・・・一番大切なのは、お子さんが切り方や手順を間違えても怒ったりせず、修正する方法を一緒に考えてあげることです。
料理は同時にやらなければいけないことや、不測の事態がつきもの。
大人であれば経験上対応出来ることがほとんどですが、子どもたちは今まさにそのことを学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで対応してあげて下さい。(でも、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!)
それではレシピのご紹介です。
【失敗知らず!ローストビーフ】
<材料> 調理時間:45分(冷蔵庫で休ませる時間は除く)
牛もも肉(ブロック)・・400g
塩・・4g
粗挽き黒こしょう・・適量
サラダ油・・大さじ1
Aしょうゆ・・大さじ1
Aみりん・・小さじ1
A酒・・小さじ1
A砂糖・・小さじ1
A酢・・小さじ1
Aにんにく(おろし)・・少々
練りわさび・・お好みで
<作り方>
- 牛肉は1時間ほど前から冷蔵庫から出し、室温に戻す。
フォークで数か所さし、塩・粗挽き黒こしょうをふってすりこむ。 - フライパンにサラダ油を熱して強火にし、(1)を全面焼き色がつくように焼きつける
※フライパンはソースを作るときに使用するため、洗わずそのままにしておく
※油跳ねするので注意する - (2)をラップで2重に包み、ジッパー付きの保存袋に入れて空気を抜いて封をする
※耐熱性のジッパー付き保存袋を使用する - 大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、(3)を保存袋ごと入れて皿をのせ、浮かないようにして3分グラグラゆでる
鍋にふたをして火を止め、15分そのままおく - (4)を取り出し、粗熱をとる
粗熱がとれたら、バットなどにのせて冷蔵庫で1時間以上おく - <ソースを作る>
(2)で使用したフライパンに、Aを加えて煮立てる - (5)を食べやすい厚さに切り、器に盛り付け、(6)のソースをかける
大人はお好みでわさびを添える
【牛肉の栄養は?】
必須アミノ酸のバランスがよく、良質なたんぱく質をはじめ、ビタミンB群やカリウム、鉄、亜鉛などが含まれています。
特に牛もも肉は、豚肉や鶏肉よりも筋肉中のミオグロビンが多く、ヘム鉄が豊富なので体内での吸収がよく、貧血予防に役立ちます。
【注目すべき!L-カルニチン】
L- カルニチンはアミノ酸の一種で、体内の余分な脂肪をエネルギーとして効率よく燃焼し、太りにくいからだを作ります。
また、疲労感やだるさを和らげる効果もあるため、ダイエット中の方はもちろん、疲れを感じやすい方にも積極的にとってほしい栄養素です。
さらに牛もも肉は、脂質の含有量がサーロインやロースに比べて少な目でたんぱく質も多く、スポーツで体作りをしている方にピッタリです。
ローストビーフが食卓に並ぶと一気に華やかさが増します。
時間は少しかかりますが、簡単なのでぜひお子さんと一緒につくってみてください♪
Text byくまこ/食育インストラクター