冬休みがやってきましたね。
夏休みのように長くはないけれど、寒い季節でお家時間も増えるのではないでしょうか。
今回は、温かくても、冷たく冷やしてもおいしい「パンプディング」をご紹介!
【親子クッキングのお約束】
- 調理前後や食べる時は、手洗いを忘れずに。
- 調理前に子どもが出来ること、お手伝いが必要なことを確認しましょう。
- 「ながら作業」は危険なので、テレビなどは消してから作りましょう。
【一緒に作る大人の方へ】
お子さんの年齢などによって一人で出来ることが違いますので、子どもに合ったサポートをお願いします。
事前に材料や作る手順の確認をすると、お子さんが考えながら作業をする練習にもなりますので、大人が誘導してあげながらお子さんに確認作業をしてもらってください。
そして・・・一番大切なのは、お子さんが切り方や手順を間違えても怒ったりせず、修正する方法を一緒に考えてあげることです。
料理は同時にやらなければいけないことや、不測の事態がつきもの。
大人であれば経験上対応出来ることがほとんどですが、子どもたちは今まさにそのことを学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで対応してあげて下さい。(でも、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!)
それではレシピのご紹介です。
【パンプディング】
お好みのパンで構いませんが、今回は食感もしっかりとして食べ応えのあるフランスパンを使って作ります。
<材料1500ml入る耐熱容器1台分> 調理時間:40分
【パンプディング】
バゲット・・1/2本(100gくらい)
卵・・4個
グラニュー糖・・60g
牛乳・・400ml
バニラオイル・・3~4滴 (大人向けならラム酒小さじ1~2でも)
バター・・5g
粉砂糖・・お好みで
【ベリーソース】
冷凍ミックスベリー・・100g
グラニュー糖・・30g~
レモン果汁・・小さじ1
<作り方>
【パンプディング】
- バゲットは食べやすい大きさに切る
- ボウルに卵を入れて溶きほぐし、グラニュー糖を加えてさらに混ぜる
- 牛乳を人肌に温め、(2)に少しずつ加え、全体をよく混ぜる
バニラオイルを加えて一度ザルでこす - 耐熱皿にバターを塗り、(1)を並べ、(3)を注ぐ
- 天板にペーパータオルをしいて(4)をのせ、200℃に温めたオーブンに入れる
耐熱容器の周りに高さ1cmくらいまで熱湯を注ぎ、20~25分、湯せん焼きにする - 火が通ったら容器を取り出し、粗熱を取る
熱湯を注ぐとき、出来上がったプディングを取り出すときはやけどに注意しながら作業してください。
【ベリーソース】
- 鍋にミックスベリーを入れる
上からグラニュー糖をまぶして水分が出るまでしばらくおく - (1)を火にかけ、沸騰したら弱火にしてアクを取りながらトロミが出るまで煮、火を止めてレモン果汁を加え、氷水にあててしっかりと冷ます
☆仕上げ
粗熱が取れたパンプディングを取り分けて粉砂糖を振り、ベリーソースを添えてどうぞ。
冷蔵庫で冷やしてもおいしいのでお試しください。
【栄養】
●卵
卵はビタミンCと食物繊維以外の体に必要な栄養素がほとんど入っている、とても栄養価の高い食材です。
特に、人が体内で作ることが出来ない必須アミノ酸をしっかりと含んでいるので、健康を維持するのに欠かせない食材のひとつでもあります。
その反面、アレルギーを起こしやすい食材でもあるので、卵ばかりを食べるのではなく、さまざまな食材をまんべんなく食べることが、健康維持には必要です。
●牛乳
牛乳の栄養で思い浮かぶのはカルシウムではないでしょうか。
ほかの食材に比べて牛乳のカルシウムは体内で効率よく使われることが知られています。
カルシウムのほかに、たんぱく質や炭水化物、脂質、ビタミンやミネラル類も含むので、こちらも卵同様摂り過ぎには注意が必要ですが、一日コップ1杯程度を目安にとると、体の健康に役立ちます。
いかがでしたか。
パンプディングはもともと、時間が経ってかたくなってしまったパンをおいしく食べるために考えられたものです。
パンがあまったときなどは簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。
Text byさゆり/食育インストラクター