親子クッキング 夏休み向けレシピ ~夏でもサッパリ!つるんと水晶鶏~

子どもが夏休みに入ると、毎日のお昼ごはんが大変!という声をよく聞きます。
そんなときは一緒に食事を作ってみてはいかがでしょうか。
今回は子どもと作る「水晶鶏」のレシピをご紹介します。

【親子クッキングのお約束】

  • 調理前後や食べるときは、手洗いを忘れずに。
  • 調理前に子どもが出来ること、お手伝いが必要なことを確認しましょう。
  • 「ながら作業」は危険なので、テレビなどは消してから作りましょう。

【一緒に作る大人の方へ】

お子さんの年齢などによって一人で出来ることが違いますので、子どもに合ったサポートをお願いします。
事前に材料や作る手順の確認をすると、考えながら作業をする練習にもなりますので、大人が誘導してあげながらお子さんに確認作業をしてもらってください。
そして・・・一番大切なのは、お子さんが切り方や手順を間違えても怒ったりせず、修正する方法を一緒に考えてあげることです。
料理は同時にやらなければいけないことや、不測の事態がつきもの。
大人であれば経験上対応出来ることがほとんどですが、子どもたちは今まさにそのことを学んでいる最中ですので、おおらかな気持ちで対応してあげて下さい。(でも、危険なことをしてしまった場合は、しっかり注意してくださいね!!)

それではレシピのご紹介です。

【水晶鶏】

片栗粉をまぶすことでしっとりやわらか!透き通った表面がまるで水晶のような一品です。

 <材料(3~4人分)> 調理時間:40分
鶏むね肉・・2枚(400g)
A酒・・大さじ1
A砂糖・・小さじ1/2
A塩・・小さじ1/2
片栗粉・・適量
長ねぎ(青い所)・・少々(あれば)
しょうが(皮・または薄切り)・・少々
Bしょうゆ・・大さじ2
B砂糖・・大さじ1
B酢・・大さじ1
Bごま油・・小さじ1
B白いりごま・・小さじ2
きゅうり・トマトなど・・お好みで

<追加食材>
長ねぎ(みじん切り)・・好きなだけ
しょうが(みじん切り・またはおろし)・・好きなだけ
青しそ(千切り)・・好きなだけ
みょうが(ななめ千切りまたは輪切り)・・好きなだけ
一味(七味)唐辛子・・お好みで

<作り方>

  1. 鶏肉は皮をはずし、縦半分に切ってから繊維を断ち切るように薄いそぎ切りにする
  2. ボウルに(1)・Aを入れ、水分がすべて肉に入るようにやさしくもみ込む
  3. 鍋に長ねぎ(青い所)・しょうが(皮・または薄切り)を入れて火にかけ、沸いたら弱火にする
  4. (2)に片栗粉を薄くまぶし、(3)に一枚ずつ入れ、火が通るまでゆでて氷水にとる
  5. ペーパータオルで(4)の水気をしっかりととって器に盛り、きゅうりやトマトなどを添え、Bを合わせたタレをかける

好みに合わせてタレや鶏肉の上に追加の食材を加えるとおいしいですよ☆

 <ポイント>
肉類は、繊維に沿って切ってしまうと、加熱後にかたくて嚙み切りにくいことがありますので、繊維を断ち切るように切りましょう。


【栄養】

鶏肉は良質なたんぱく質や体内では作ることが出来ない必須アミノ酸免疫力を高めるビタミンAが豊富な食材です。
牛肉や豚肉と違い、肉の中に脂肪がほとんど混じらないため、皮や皮下脂肪を取り除くことで大幅なカロリーダウンが出来ます。
しかし、ビタミンAは皮や皮下脂肪に多く含まれるので、ビタミンAを摂取したい場合は、余分な皮を取り除く程度にするか体内でビタミンAに変わるβ-カロテンを多く含む人参やかぼちゃ・ほうれん草といった緑黄色野菜を一緒にとりましょう。
ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、炒め物や揚げ物・オイルを使ったドレッシングをかけていただくと効率よく摂り込まれます。
また、たんぱく質を意識して摂りたい場合はササミがおすすめです。
ササミは皮を取り除く手間もなく、肉質もやわらかいので、小さなお子さんからお年寄りまで一緒に楽しめます。

【鶏肉を買うときのポイント&保存の仕方】

鶏肉を購入するときは、皮にハリ・ちりめん状のシワがあり、クリームがかった色をしたものを選びましょう。
肉の面が上を向いている場合や、ささみのようにもともと皮の無い部位の場合は、肉の表面はピンと張っていてツヤがあり、肉全体がふっくら弾力があるような状態のものが新鮮です。
トレーの中に水が出ているものは時間が経って鮮度が落ちてきていることがあります。
「おつとめ品」のような賞味期限が短い商品を購入したときは、陳列したてのものよりも鮮度が落ちていますので、水気が出ていたらしっかりと拭き取り、賞味期限に関わらず購入当日には使い切る方が安心です。

いかがでしたか。
暑い日が続きますが、ごはんをしっかり食べて元気に過ごしましょう!!

Text byさゆり/食育インストラクター