子どものころはあたり前だった「給食」。
皆さんの思い出の味は、何ですか?
今回は、私が通っていた小学校で大人気だった、食べ応え満点の「味噌ワンタンスープ」をご紹介します☆
【味噌ワンタンスープ】
<材料(4人分)> 調理時間:30分
【ワンタン】
豚挽き肉・・80g
酒・しょうゆ・・各小さじ1
ワンタンの皮・・20枚
豚小間切れ肉・・70g
人参・・1/4本
玉ねぎ・・1/2個
もやし・・100g
長ねぎ・・1/2本
にら・・1/2束
にんにく(みじん切り)・・小さじ1
しょうが(みじん切り)・・小さじ1
鶏がらスープの素・・大さじ1
水・・3カップ
A酒・・小さじ1/2
Aみりん・・小さじ2
Aしょうゆ・・大さじ1
A赤味噌(今回は八丁味噌を使用)・・大さじ1・2/3
A塩・・小さじ1/3
Aこしょう・・少々
サラダ油・・小さじ2
白すりごま・・大さじ1
<作り方>
- ボウルに挽き肉・酒・しょうゆを入れ、よく練って20等分する。
ワンタンの皮で包み、熱湯でゆでてザルに上げる。 - 人参は短冊切り、玉ねぎは繊維に沿って薄切りにする。
長ねぎはななめ薄切り、にらは3㎝長さに切る。 - 鍋にサラダ油・にんにく・しょうがを入れて弱火にかけ、香りがしてきたら豚肉を入れて炒める。
肉の色が変わってきたら人参・玉ねぎを入れてサッと炒める。 - (3)に鶏がらスープの素・水を加えて中火で煮る。
人参がやわらかくなったら、もやし・長ねぎ・にら・Aを入れて2~3分煮る。 - (4)に(1)・すりごまを入れて1~2分煮る。
【「ワンタン」と「水餃子」の違い】
「ワンタン」と「水餃子」。
どちらも餡を皮で包み、ゆでていますが、この2つの違いはどこにあるのでしょうか?
その違いは『皮』、『形』、『具材』にあります。
●皮
ワンタンの皮には、中華麺などに使われる「かんすい」が含まれています。
それにより、特有の風味や食感、色合いが出ます。
一方、餃子の皮は小麦粉・塩・水で作られています。
「かんすい」の有無で、ワンタンはつるつる、餃子はもちもちとした食感の差が生まれます。
●形
ワンタンの皮は正方形なのに対し、餃子の皮は丸い形をしています。
●具材
ワンタンは主に挽き肉などミンチ状の食材を具材にすることが多いですが、餃子は色々な食材を大きいまま皮で包むことができます。
また、餃子はワンタンよりも餡を多く入れて包むので、
餃子→具を楽しむもの
ワンタン→皮を楽しむもの
として考えるとよいかもしれませんね☆
【日本の代表的な調理料、「味噌」は奥が深い!】
味噌は私たち日本人になじみが深い調理料で、店頭ではさまざまな種類が売られていますよね。
「味噌」とひと口に言っても、原料によって「米味噌」「麦味噌」などと分類するほか、塩分や麹歩合によって「甘口」「辛口」、色味によって「赤味噌」「白味噌」と表記されています。
全国の気候・風土・原料の配合や製法により、日本では1000種類を超える味噌が作られているそうです。
今回の「味噌ワンタンスープ」は赤味噌を使いましたが、ほかの味噌に変えたり複数の味噌を組み合わせて使ってもおいしく仕上がるので、ぜひお試しください!
Text byろい/食育インストラクター