多くの人が食べた経験のある学校給食。
ふと思い出すとなんだか懐かしくなりますよね。
今回は給食の定番、肉団子入りスープをご紹介します!
【記憶に残る人気メニュー!…ではない?】
給食の人気メニューと聞くと、多くの方がイメージするのはカレーライスやクリームシチューなどの王道の一皿や、揚げパン・冷凍みかんなどの学校給食ならではのお楽しみメニューではないでしょうか?
もちろん、これらのレシピが人気なのは間違いありません。
しかし、一番好き・記憶に残っているレシピではないけれど、出てくると嬉しいメニューもたくさんあったと思います。
今回の肉団子スープは、そんな「一番ではないけれどおいしかったメニュー」のひとつではありませんか?
全国の学校で提供されているので、読みながら思い出された方もいると思います。
たっぷりの野菜とやわらかい肉団子が入っていて、おいしいだけではなく、さまざまな栄養素を含むのが嬉しいメニューです。
このため、揚げパンやフルーツポンチといったメニューと一緒に提供されるケースが多く、偏りがちなお楽しみ給食の栄養バランスを整えてくれる存在といえます。
入れる野菜はキャベツや白菜・小松菜など、その時々の旬に合わせた葉物野菜などを利用することで、季節を問わず提供でき、春雨を入れて食べ応えアップやエネルギー調整も可能。
自校調理の学校では肉団子から手作りすることもあるなど、アレンジの幅も大きく、各学校の給食室の熱意が感じられます。
【春雨入り肉団子スープ】
<材料(2人分)> 調理時間:50分
豚挽き肉・・60g
鶏挽き肉・・60g
塩・こしょう・・少々
A長ねぎ(みじん切り)・・1/4本分
Aしょうが(みじん切り)・・小さじ1/2
Aドライパン粉・・大さじ2
A片栗粉・・小さじ1
白菜・・1枚(100g)
小松菜・・1株(40g)
にんじん・・3cm(25g)
長ねぎ・・3cm(15g)
水・・2カップ
鶏がらスープの素・・小さじ1
B酒・・小さじ2
Bしょうゆ・・小さじ2
B塩・こしょう・・適量
春雨・・3g
ごま油・・小さじ1/2
<作り方>
- 春雨は水につけて戻しておく。
- 肉団子を作る。ボウルに鶏・豚挽き肉・塩・こしょうを入れてよく混ぜる。
全体がまとまって粘りが出たらAを入れてさらに混ぜ、ひと口大に成形する。 - 白菜は葉と芯を分けてそぎ切りにする。小松菜は3cm長さに切る。
にんじんは1cm幅の短冊切りにする。ねぎはななめめ薄切りにする。 - 鍋に水・鶏がらスープの素を入れて沸かし、(2)を入れてゆでる。
あくが出てきたら取り除き、(3)の白菜の芯・にんじんを入れて煮る。 - 肉団子に火が通ったらB・(3)の残りの野菜を入れ、3~4分煮る。
- 水気をよく切った(1)を入れてさっと煮る。
仕上げにごま油を入れる。
<ポイント>
- 肉団子をよりやわらかく仕上げたい場合は、つなぎに溶き卵(分量通りの場合は大さじ1程度)を入れてください。
- 大人向けの味にしたい場合は、仕上げのごま油をラー油に変更し、スープに千切りのしょうがを入れると風味がプラスされます。
給食でよく見かけた肉団子スープですが、外食などでは意外と目にする機会が無く、大人になると自分で調理しないとなかなか食べることが無いメニューです。
しかし、栄養バランスの整ったスープは、忙しく働く大人にとっても、体に優しくしみ渡りますよ。
給食の記憶を思い出しながら、心も体もほっこり温まるスープを召し上がってみるのもよいかもしれませんね☆
Text byはむこ/食育インストラクター