今年もやってくる長い夏休み…。
子どもたちにとっては嬉しいお休みですが、ママたちにとっては…!?
いつもの家事に加え、子どもたちの食事の準備などお世話でぐったり…。
大変ですよね。
そこで夏休みをママも楽しく乗り切るため、親子で簡単に作れるレシピをご紹介します!!
おやつにぴったり!涼しげな寒天ゼリーを作っちゃおう♪
寒天はゼラチンとは違って、温度変化に強いので常温でもかたまります。
そのため、夏の持ち運びにも便利!帰省の手土産にも喜ばれるかも!?
ところで寒天って何からできているの??
【寒天の原料は?】
寒天は「テングサ」や「オゴ草(オゴノリ)」などの海藻類が原料で、煮溶かし、凍結乾燥させたものです。
種類は大きく分けて角寒天・糸寒天・粉寒天の3種あります。
今回使用する粉寒天は、オゴ草が主原料で、凍結させず、脱水・圧縮・乾燥させて粉末状にしたものです。
寒天が海藻からできているなんて、子どもたちはきっとビックリですね。
【寒天の栄養は?】
なんといっても食物繊維が豊富!
全体の約80%を占め、あらゆる食品の中でトップクラスの含有量を誇ります。
食物繊維は、腸内環境を整え、便秘の予防・改善に役立ちます。
また、腸内で水分を含んで膨らむ性質があるため、少量でも満足感が得られ、食べ過ぎを防いでくれます。
ダイエットにも強い味方ですね。
このほか、コレステロールや血糖値の上昇を抑えたり、メタボリックシンドロームの改善などの働きも期待されています。
それでは早速レシピをご紹介します。
【夏のくだもの寒天ゼリー】
<材料(6~8人分)> 調理時間:20分(冷蔵庫で冷やす時間は除く)
小玉スイカ・・1個
お好みのフルーツ・・適量 (今回はメロン・パイナップル・オレンジ・ももを使用)
A粉寒天・・7g
A水・・500g
砂糖・・大さじ4
<作り方>
- スイカは半分に切って、スプーンで中身をくり抜く
種を取って2㎝角くらいに切っておく - お好みのフルーツは食べやすい大きさに切る
- (1)のスイカの器にカットしたフルーツを入れる
- 鍋にAを入れて中火で熱し、沸騰したら吹きこぼれない程度に混ぜながら1分間加熱する
- 火からおろし、砂糖を加えて溶かす
- おたまで(5)を(3)に入れる
粗熱が取れたら、冷蔵庫でしっかり冷やしかためる(1~2時間) - お好みにカットし、盛り付ける
<子どもの調理!注意点>
- 幼児のお子さんと一緒に作る場合は、スイカの中身のくり抜きや、フルーツを入れる作業をお願いするとよいでしょう。フルーツはなるべく、表面から飛び出ないようにすると仕上がりがきれいです。
- お子さんが包丁を使用する場合、包丁の持ち方や、切り方など、手を切らないようにきちんと見てあげてくださいね。
- お好みのフルーツはスーパーなどで販売されているカットフルーツを使用してもOK!一度にいろいろな種類を揃えられます。
- 寒天は酸に弱いという性質があります。キウイフルーツやかんきつ類など酸味の強いフルーツを入れすぎるとかたまりにくくなるので注意しましょう。
いかがでしたか?
とっても簡単にできて、写真映えもするので、子どもたちも大満足♪
今回は小玉スイカを器にして作りましたが、メロンやオレンジの皮を器にしたり、グラスなどに入れて作ってもよいですね。
ひんやりデザートを食べて、残りの夏休みも元気に乗り切りましょう♪
Text byくまこ/食育インストラクター