夏休みが始まりましたね!
楽しく遊んで夏を満喫~!!と言いたいところですが、きっと子供たちには宿題がたくさん出ているのではありませんか。
そこで、今回は夏休みの自由課題に使える!?・・・かもしれないチャレンジレシピをご紹介!
キャンプやBBQを楽しむご家庭も多いと思うので、野外活動の定番食カレーをルーから手作りしてみましょう☆
【調理の時に気をつけたいこと】
食中毒は一年中起こっていますが、特に蒸し暑い夏の時期は細菌性食中毒に注意が必要です。
調理をするときはしっかりと手を洗い、作業スペースの衛生面にも気をつけましょう。
「出来上がったらすぐ食べる」を基本とし、あとで食べる場合などは、きれいな保存容器や袋に入れ、保管場所の温度や衛生管理にも気をつけて。
また温めなおすときには、中心までしっかりと加熱して食べてください。
それではレシピのご紹介です。
まずはカレーのルーを作りましょう!!
【カレールー】
<材料(5~6皿分)> 調理時間:40分(冷やしかためる時間は除く)
Aバター・・50g
Aにんにく(おろし)・・5g
Aしょうが(おろし)・・5g
小麦粉・・70g
Bココアパウダー(無糖)・・3g
Bコンソメ(粉末または顆粒タイプ)・・10g
B塩・・5g
カレー粉・・10g
はちみつ・・15g
<作り方>
- フライパンにAを入れて弱火で加熱し、バターが溶けたら、全体を混ぜながらにんにく・しょうがに火を通し、小麦粉を加える
- 小麦粉が茶色くなるまで、15~20分弱火で炒める
- (2)にBを入れてさらに炒め、かたくなってきたらカレー粉・はちみつを加える
- 全体がなじむまで2~3分炒めたら火を止め、粗熱を取る
- バットなどにラップを敷いて(4)を入れ、空気を抜きながら隙間なく詰める
- 冷めてかたまったら、市販のルーくらいの大きさに切る
<ポイント>
- 小麦粉を炒めるときは、焦がさないように弱火でじっくり加熱してください。
- 辛くしたい場合は、Bのタイミングでカイエンヌペッパー・チリパウダー・ブラックペッパーなどお好みの香辛料を加えてください。
続いては、出来上がったルーを使ったカレーレシピです。
【ポークカレー】
<材料5~6皿分> 調理時間:40~50分
豚肉(かたまり・またはカレー用に切られたもの)・・300g
塩・こしょう・・各少々
玉ねぎ・・2個
じゃがいも・・2個
にんじん・・1本
サラダ油・・大さじ1
コンソメスープ・・800ml
ローリエ(あれば)・・小1枚
カレールー(上記で出来たもの)・・全量
ごはん・・適量
<作り方>
- 豚肉は少し大きめのひと口大に切り、塩・こしょうをふる
- 野菜は皮をむき、玉ねぎはくし切り、じゃがいも・にんじんはひと口大に切る
- 鍋にサラダ油を熱して(1)を入れ、全体にこうばしい焼き色がつくまで焼く
- (3)に(2)を入れ、玉ねぎがしんなりするまで中火で炒める
- (4)にコンソメスープ・ローリエを入れて強火で沸かし、アクが出たら取り除き、コトコト沸くくらいの火加減で15~20分煮る
- にんじんに竹串がスッと刺さるくらいまで火が通ったら火を止め、カレールーを加える
- ルーがほとんど溶けたら火をつけ、ときどき混ぜながら弱火で10分くらい煮る
- ごはんを器に盛り、(7)をかける
<ポイント>
・市販のルーと比べ、溶けにくいので、時間があるときは包丁などで細かく切ってから加えると溶けやすいです。
【日本のカレーの歴史】
日本のカレーの歴史は19世紀(明治時代)に始まります。
18世紀にイギリスの植民地だったインドからイギリス本土にもたらされたカレー。
本場インドのカレーは小麦粉が入っているカレールーやカレー粉を使うのではなく、その場で複数のスパイスを調合して作られます。
しかし、イギリスの家庭でスパイスを日常的に調合して使いこなすのは難しかったため、簡単にしようと「カレー粉」が誕生しました。
その後、イギリス経由で日本にカレー粉とカレーの調理法が伝わり、独自の進化を遂げて現在、日本でおなじみの肉や野菜がゴロッとしてトロミのあるカレーが誕生しました。
いかがでしたか。
今回は市販のカレー粉を使って作りましたが、好きなスパイスを組み合わせれば、カレー粉自体も手作り出来ます。
カレー粉作りやカレーの歴史、世界のカレーについてまとめれば立派な夏休みの課題になるかもしれませんね。
Text byさゆり/食育インストラクター