冷やしたすいかは、まさに夏の味覚!
むくみの予防や改善には、利尿作用のあるカリウムを摂ると良いと言われています。
すいかは、調理する手間がなく食べやすい大きさに切るだけでよいので、むくみ予防におすすめの食材です。
【むくみの原因は?】
むくみは、人間の体内に余分な水分や老廃物が蓄積されて起こる症状で、特に筋肉量が少ない女性に多い悩みのようです。
心臓から遠い足にむくみを感じやすいといわれています。
デスクワークなどで感じる脚のむくみは、長時間座っていることで太ももや膝の裏が圧迫されて血行が悪くなり、水分や老廃物が溜まりやすくなります。
また、長時間立っているだけでもむくむことがありますが、これは重力の関係により下半身に水分が溜まりやすく、心臓から一番遠い足はむくみやすいのです。
【すいかが起源のシトルリン】
シトルリンはアミノ酸の一種で、1930年に日本でスイカから発見されました。
シトルリンはスイカの原種といわれているカラハリ砂漠の野生スイカに多く含まれており、光が強く乾燥した過酷な環境で生きていくのに重要な役割を果たしている成分だと考えられています。
シトルリンの効能は、しなやかな血管を作り、滞りやすい血流を改善します。
動脈硬化や高血圧などの予防、脳や筋肉への血流を高めることで集中力やスポーツのパフォーマンスの向上が期待されています。
【カリウムとシトルリンのWパワー】
むくみの原因をご説明しましたが、予防や改善のポイントは血流を滞らせないことです。
カリウムは利尿作用によって体内の余分な水分や老廃物を運び出す役割を持ちます。
シトルリンは丈夫な血管を保ち血液の流れを良好に保ってくれます。
この2つの働きにより、むくみにくい体を作り出すだけでなく、冷え性の予防も期待できます。
むくみの改善・予防にはカリウムだけでなく、シトルリンも効果を発揮してくれるのでむくみの気になる方は摂りたいものですね。
また、すいかは水分が90%以上で糖分も含まれるので天然のスポーツドリンクともいわれています。
夏は適度な水分補給が必要です。
旬のすいかを食べてむくみ予防&水分補給をしましょう。
Text by ざわちゃん/食育インストラクター