近年おしゃれの一環として、マニュキアやネイルなど爪を飾る事が当たり前になりつつあります。
見た目は華やかでとても綺麗なネイルですが、爪が欠けていたり、傷んでいてはせっかくのネイルが台無しです。
そこで、外側からのケアも大切ですが、普段の食事で内側からもネイルケアを始めてみてはいかがでしょうか?
【爪が弱くなる原因とは?】
そもそも爪が弱くなってしまう原因とは何でしょう?その原因には様々な理由があります。
爪は皮膚が角質化して層になったものです。
その為、水分と油分のバランスが崩れると、乾燥しやすくなってしまいます。
例えば、爪切りを使うと、爪もともとの緩やかなカーブを一瞬無理やり平らにすることになります。
その時爪には、大きな衝撃がかかってしまい、細かい亀裂が無数にできてしまいます。
そこから乾燥し、爪が弱くなるのです。それ以外にも乾燥の季節は、水分不足で二枚爪や薄い爪の原因にもなりますし、日常使用している洗剤による乾燥、食生活の乱れによる亜鉛やタンパク質不足からも原因は考えられるのです。
爪をこれらのトラブルから守るには、爪にしっかりと栄養を与えて、乾燥させないことが大切なようです。
【強い爪にするには?】
爪を丈夫にするためには、爪用の保湿クリームを塗ることも大切ですが、栄養のある食事を摂って、内側からもケアしてあげることも大切です。
爪や髪の毛の主成分は、ケラチンというたんぱく質が変化したものです。
まずはこのたんぱく質をしっかり摂取することが大切なのです。
しかし、タンパク質の豊富な食材だけ摂っていても、強い爪にすることは出来ません。
それ以外の爪に良い栄養素をバランスよく摂る事で強い爪にすることが出来るのです。
【強い爪にするための栄養・食材】
強い爪にするために必要な栄養と食材とはいったい何でしょう。
まず、欠かせないのが主成分の「タンパク質」、タンパク質には動物性と植物性があり、動物性タンパク質は爪に弾力性をもたらし、植物性タンパク質は爪を丈夫にします。
タンパク質を多く含む食材・・・肉類・魚介類・卵・乳製品・大豆など
タンパク質を補助するビタミン群の中の「ビタミンA」、ビタミンAには抗酸化作用があり、薄い爪を固く丈夫にしてくれます。
ビタミンAを多く含む食材・・・レバー・ウナギ・卵黄・緑黄色野菜など
ビタミン群の中の「ビオチン(ビタミンB7、ビタミンH)」、ビオチンには爪の細胞の成長を活発にして強度のある爪を作ります。
ビオチンを多く含む食材・・・レバー・いわし・バナナ・玉ねぎ・豆類(ピーナッツ)など
ビタミン群の中の「ビタミンB2」、ビタミンB2は細胞の再生や成長を促進し、新陳代謝を活発にして、健康な爪を形成します。
ビタミンB2を多く含む食材・・・緑黄色野菜(にんじん、ほうれん草、アスパラガス)・果物(りんご、パパイヤ)・レバーなど
その他にミネラル分として「カルシウム」、カルシウムは健康な骨や爪を形成するのに必須な栄養素です。
カルシウムを摂るには吸収を高めるビタミンDも一緒に摂取するとより効果的です。
カルシウムを多く含む食材・・・乳製品・大豆・いわしなど
ビタミンDを多く含む食材・・・いわし・まぐろ・レバー・卵黄など
このように爪を強くするには、栄養をバランスよくしっかりと摂る事が大切なのです。
上記の食材を組み合わせた食事を摂り、健康で丈夫な爪を目指しましょう!!
Text by りな/食育インストラクター