カサカサ、ひび割れ…辛い乾燥肌をやわらげる食べ物とは?

カサカサ、ひび割れ…辛い乾燥肌をやわらげる食べ物とは?

一段と寒さがこたえる季節になりました。
様々な防寒対策をしても、外を歩くとやっぱり寒い!と身を縮こまらせることもしばしばです。
さて、そんな寒い日には防寒だけではなく、乾燥にも気をつけているという方は大勢いらっしゃるかと思います。
冬の空気にさらされた手肌がカサついてボロボロ、ケアをしても追いつかない…つらい季節ですよね。
今回はそんな乾燥肌の助けになる食べ物と栄養素をご紹介します!

【冬の乾燥、その原因】

そもそも、どうして冬は肌が乾燥しやすいのでしょう?
いくつか原因となりそうな点をあげてみると

  1. 冬の乾燥した外気やエアコンの風にさらされると、肌の表面の水分が蒸散してしまいやすい 
  2. 冬は肌の分泌物(汗や皮脂など)が減るので、肌のバリアともいうべき皮脂膜がつくられにくくなってしまう 
  3. 気温が下がり、代謝や血行が悪くなるため、肌のターンオーバー(生まれ変わり)が乱れてしまいやすい

などがあげられます。
肌の状態はストレスや体質にも大きく左右されますが、それに加えて気候の悪条件が重なってしまうので、冬に乾燥を訴える方が多いんですね!


【体の中から予防する!】

「冬はそもそも乾燥しやすい気候なんだ」といってみたところで、仕方ないと諦めて放っておくわけにもいかないですよね。
ですが、もし、先ほどあげた3つの中に乾燥肌の原因があるなら、食事で改善できるかもしれません。

1の場合
まず、水分を意識して摂取すること。
冬は汗をかきにくく、水分の摂取量は自然と少なくなりがちなので、気が付いた時に一口水を飲むようにするといいかもしれません。
それから、肌の水分保持に欠かせないコラーゲンは、ビタミンCを摂ることで体内の生成量が増えるのでおススメです。
ビタミンCを多く含む冬の食材はみかんや大根(特に葉の部分)です。

2の場合
ただやみくもに脂質を摂れば改善するというものでもありません。
良質なたんぱく質を含む肉や魚(特に不飽和脂肪酸を含む青魚など)を中心に、皮脂の分泌を促すビタミンAをしっかり摂るのがおススメですよ。
ビタミンAを多く含む冬の食材はにんじんやほうれん草があります。

3の場合
血行をよくする作用のあるビタミンEの摂取量を増やしてみるといいかもしれません。
ビタミンEはアーモンドやアボカドに豊富です。
ただ、これらはエネルギーがやや高めなので、気になる方にはかぼちゃがおススメです。

いかがでしたか?
乾燥肌の原因には様々な要因が絡むものです。
例えばストレスや睡眠不足も大きな原因になりますし、体質の違いもあります。
これだけ食べていれば大丈夫!というわけではありませんが、「どれだけ良いスキンケア用品を使っても乾燥肌が改善しない!」という方は、ぜひ食事にも気を付けてみていただければ幸いです☆

Text by はむこ/食育インストラクター