2月と言えば「バレンタイン」。この頃になると普段はそれ程食べないけれども、ついついチョコレートをたくさん食べてしまう人もいるのではないでしょうか?
肥満やニキビなどにつながると食べるのを懸念されがちですが、実はチョコレートには女性に嬉しい効果がたくさんあるのです!!
【チョコレートは飲む薬!?】
チョコレートの歴史は古く、主原料であるカカオ豆は紀元前2000年頃にはあったとされています。
その当時カカオ豆は「テオブローマ(=神の食べ物)」と呼ばれ大変貴重な物でした。
16世紀初め頃にはアステカの皇帝モンテスマがカカオ豆をすり潰したものを飲み始めたと言われています。
その頃もチョコレートは大変貴重で、主に貴族や聖職者などごく限られた人しか飲むことが出来なかったのです。
全世界に広まるきっかけになったのはその後の事。
スペインのフェルナンド・コルテス将軍がアステカ帝国を征服した際にカカオの効用に驚き、兵士たちに与えたところ疲労が回復しました。
このことから、当時は医薬品として使われていたのです。
【注目すべきはカカオ・ポリフェノール!!】
スペインからヨーロッパ、そして江戸時代には日本に広まったチョコレート。
注目すべきは「カカオ・ポリフェノール」です。
ポリフェノールは、光合成によってできる植物の色素や苦みの成分で、がんや動脈硬化など様々な病気の原因と言われる活性酸素をおさえる働きを持っています。
チョコレートに多く含まれており、がん予防や動脈硬化予防の他、ストレスやアレルギー、リウマチなどにも効果があります。
【チョコの食物繊維でダイエット効果】
カカオマスの成分の約17%は食物繊維です。食物繊維の目標摂取量は1日約20g以上ですが、日本人の食物繊維摂取は少なく、1日の平均が15gにも満たないと言われています。
板チョコレートを半分食べると1日分の1/3量の食物繊維が摂取できるとも言われ、水分と一緒にとり入れる事で、便秘の改善にも効果が期待できます。
ただし、食べ過ぎは禁物!!間食に上手にとり入れましょう。
【仕事や勉強に集中したい時にもチョコがおすすめ!!】
カカオ豆独特のほろ苦さは「テオブロミン」という成分によるものです。
テオブロミンは集中力、思考力、記憶力を高めてくれます。また、自律神経を調整する作用があり、リラックス効果も期待できるので、仕事に集中したい時や勉強の合間のリフレッシュにチョコレートを食べるのがおすすめです。
まだまだ寒いこの季節、ホットチョコレートにして飲むのもおすすめです☆
Text by まち/食育インストラクター