お正月に初詣に行くと配られている甘酒ですが、実は女性にとってうれしい効能がたくさんあるのです。
【点滴といわれるヒミツ】
甘酒の主成分はぶどう糖で、その他にビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB2・ビタミンB6・葉酸・食物繊維・オリゴ糖・システイン・アルギニン・アミノ酸が含まれています。
この成分は、栄養剤として用いられている点滴とほとんど同じ成分でできています。
そして、体内での吸収率は90%ととても高いことが特徴です。
【美肌効果に期待!】
甘酒の原料である麹は、シミや美白に効果的なコウジ酸が豊富に含まれています。
日本酒をつくる杜氏の方たちの手が白くてきめ細かいのは、このコウジ酸によるものです。
また、美容に欠かせないビタミンと言われているビタミンB2が甘酒には含まれています。
ビタミンB2は、タンパク質の合成に関わっており、細胞の再生に欠かせないビタミンです。
不足すると、細胞の再生するスピードが遅くなり、お肌のターンオーバーが乱れ、ニキビや肌荒れの原因に!お肌だけでなく、髪や爪の成長にも関わっています。
【ダイエットにも最適☆】
甘酒に含まれるブドウ糖は、血糖値をすばやく上昇させ、満腹感を得やすい性質を持ちます。
食前に一口食べれば適度に血糖値が上がり空腹感が和らぎ、食べ過ぎの予防に効果が期待できます。
糖質の代謝を助けるビタミンB1、脂肪を燃焼させてエネルギー代謝を促進するビタミンB2、タンパク質の代謝を助けるビタミンB6など代謝UPに欠かせないビタミンB群が豊富に含まれる甘酒は、余分なものを溜めこまない、代謝の良い身体作りに働きかけます。
【おいしい甘酒の選び方】
簡単に見分けるには、まず色を見ることです。
白ければ白いほど良い甘酒。
もちろん真っ白とはいきませんが、均一な薄いクリーム色をしているものが良い甘酒だといえます。
ですから甘酒を買う時には、できるだけ白いものを選びましょう。
手間がかからない酒かすで作られている甘酒の方が流通が多いようですが、酒かすから作られた甘酒には、甘みを増すために大量の砂糖を加えているので、ダイエットには向いていません。
実は、甘酒は夏の季語で夏の飲み物です。
もともと飲む点滴とは、夏バテ予防として冷やして飲まれていたためでした。
しかし、温めて飲むことで体を温めてくれる働きがあるので、今の季節にもぴったり!美容効果だけでなく冷え性の予防も期待できるので女性のミカタになりそうです☆
Text by ざわちゃん/食育インストラクター