疲れた顔をなんとかしたい!目の下のクマをケアする食事とは?

顔を洗って目を覚ましたものの、鏡に映った自分の顔がずいぶんお疲れ気味…。
表情が暗いと、気分もいまいち上がらないですよね。
そんなお疲れ顔の印象を決める大きな要素が、目のクマ。
年齢より老けて見えてしまうので、早めにケアをしておきたいですね。
今回はクマのケアに関係のある食べ物についてのお話です。

【目元の皮膚は繊細】

体の皮膚のなかで、目元の皮膚は特にやわらかく、とってもデリケートな部分です。
また、目の周りには毛細血管が張り巡らされているので、血の巡りがよくないときに血色が悪く見えやすいのです。
つまり、ちょっとした体調の変化や外部刺激にも反応して、クマとなって表れるのです。
例えば、無意識に目をよくこすって物理的に刺激していたり、PCなどの画面を見過ぎている・睡眠不足などでも、クマができる原因になります。
クマができたときには、まず日常生活のなかで目元に余計な刺激を与えていないかを確認して、心あたりがあればそれをしないようにすることが大切です。

【食べ物でクマは治る?】

目のクマは特定の食べ物を食べたからといって劇的に改善することはありません。
しかし、栄養バランスが偏ると、血行不良を原因としたクマができやすい状態になるので、食べ物が無関係ということではないのです。
脂質や糖質が多くなりがちなファストフードや、甘いお菓子を頻繁に食べていたり、欠食が多くなると、栄養のバランスが悪くなり、血行不良を招きます。
なるべく規則正しく、三食をバランスよく食べることで、クマ予防に繋がります


【クマ予防におすすめの栄養素と食べ物は?】

毛細血管を拡げて血行を促進させるビタミンEは、クマができたときには積極的に摂りたい栄養素です。
抗酸化作用も高く、β‐カロテン(ビタミンA)やビタミンCと一緒に摂ることで相乗効果が得られ、肌の健康を保つので、クマができた時の肌ケアにぴったりです。
ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類やかぼちゃ・アボカドなどの食品に多く含まれます
特にかぼちゃはβ‐カロテンやビタミンCも多く、ぜひ取り入れたい野菜のひとつ
国産の収穫期は夏ですが、冬まで保管できること・シーズンオフのときでも輸入品が出回るため、年間を通して店頭に並んでいて、食べたいときにすぐ購入できるのは大きなメリットですね☆
そのほか、血行促進に役立つ栄養素ではヘスペリジンがあります。
柑橘系の果物に多い栄養素で特に皮や果肉の周りの薄皮・筋などに含まれています
ヘスペリジンは毛細血管を拡げて血行をよくし、手足の冷えを予防する効果が期待できるので、気温の下がるこれからの季節は、柑橘系の果物を召し上がるのはおすすめです。
さらに、柑橘系の果物はビタミンCも多く含むので、肌の調子を整える効果も期待できますよ!

クマができた自分の顔を見るのは憂鬱なものですが、クマは体の変化をいち早く教えてくれるバロメーターだと考えると、放置せずにセルフケアをするべきタイミングだともいえます。
きちんと睡眠を取り、食事で必要な栄養を摂ることは、自分でできるクマ予防の一歩です。
目元はもちろん、肌全体の調子を整えることにもつながるので、クマができたときは、日々の生活をチェックしてみましょう!

Text by はむこ/食育インストラクター