気温が下がって、より悪化してる・・・!?しぶとい冷え性には‟しょうが”がおすすめ☆

秋が深まり、冷え込みも増してきた今日このごろ。
冬場は『冷え』に悩まされるという方は、今から少しずつ対策するのがおすすめです☆
今回は、冷え性予防に効果的な食材「しょうが」に注目しました!

【まずは、体の冷えのメカニズムを知ろう☆

冷えの原因は、主に体内の血行不良です。
体内に血液を送る心臓は体の中心にあるため、血液の流れが悪いと体の末端に血液を運ぶことができません。
この血行不良の一番の原因と考えられているのが、“筋肉”です。
筋肉の収縮は血液を全身に送るポンプのような働きをするので、筋肉量が少なかったり筋肉の動きが小さかったりすると血行不良に陥り、冷えが起こります。

【冷え症対策には、「しょうが」がおすすめ☆

“体を温める作用がある野菜”と言えば・・・
そう!「しょうが」です!
しょうがの辛味成分であるジンゲロンとショウガオールには、発汗作用・血行促進・食欲増進などの効果があります。
お湯にしょうがの絞り汁とハチミツを加えれば、簡単にしょうが湯のできあがり☆
体の芯からポカポカになり、風邪のひき始めや冷え性でつらい方におすすめです。

【冷えにはどんな栄養素が効果的?

上記では、体を温める作用が期待できる食材として「しょうが」をご紹介しましたが、ここでは「しょうが」以外にどんな栄養素や食材が冷えに効果的なのかを見ていきたいと思います!

●ビタミンC
血液の主要材料となる鉄分の吸収促進や毛細血管の機能保持に役立ちます。
(多く含まれている食材:ピーマン類、ブロッコリー、カリフラワー、柿など)

●ビタミンE
血管を広げて血液の循環、ホルモン分泌を調整する働きがあります。
(多く含まれている食材:うなぎ、アーモンド、ピーナッツ、モロヘイヤなど)

●ポリフェノール
活性酸素を取り除き、血液の循環を改善します。
なかでも、ヘスペリジンという成分は、末端血管を強化させる働きがあるので末端冷え性の改善に効果的です。
(多く含まれている食材:みかんやレモンなどの柑橘類、さくらんぼなど)

皆さんはいくつご存知でしたか?
これらを組み合わせることで、より強い効果が期待できますよ☆


【冷えの撃退に一役買ってくれる!しょうがレシピをご紹介☆

今回は手軽に作れるしょうがレシピを2つご紹介します!

【豚肉とピーマンのしょうが焼き

<材料(4人分)> 調理時間:20分
豚ロース薄切り肉・・300g
ピーマン・・4個
玉ねぎ・・1/2個
Aしょうゆ・・大さじ3
Aみりん・・大さじ2
A酒・・大さじ1
Aしょうが(おろし)・・1かけ分
小麦粉・・大さじ1
サラダ油・・大さじ1

<作り方>

  1. 豚肉は食べやすい大きさに切り、小麦粉をまぶす。
  2. ピーマンは繊維に沿って細切りにする。
    玉ねぎは薄切りにする。
  3. フライパンに半量のサラダ油を熱し、(1)を入れて焼く。
    表面にこんがり焼き色がついたら一度取り出す。
  4. 同じフライパンに残りのサラダ油を入れて熱し、(2)を入れて炒める。
  5. 玉ねぎが透き通ってきたら(3)を戻し入れサッと炒め、合わせたAを加えて炒め合わせる。

こちらは、「しょうが」と「ピーマン」を組み合わせました。
甘辛い味付けでご飯が進みます☆
ピーマンの苦味成分は、横向きに切ると強く出てしまいます・・・。
繊維に沿って縦に切ると苦味が抑えられ、お子さんも食べやすくなりますよ♪

【しょうがナッツ味噌

<材料(作りやすい分量)> 調理時間:5分
しょうが・・30g
アーモンド(ローストしたもの)・・50g
お好みのみそ(今回は信州みそを使用)・・200g
みりん・・大さじ4

<作り方>

  1. しょうが・アーモンドはみじん切りにする。
  2. 鍋にみりんを入れて中火にかけ、沸いたら1分ほど煮立たせてアルコールを飛ばす。
  3. (1)・みそを加えて練り混ぜ、弱火でもったりするまで加熱する。

こちらは、「しょうが」と「アーモンド」の組み合わせです!
ご飯や肉・魚に塗って、こんがり焼くとおいしいですよ♪
みそやナッツの種類で味わいが変わるので、ぜひお試しください☆

いかがでしたか?
今回ご紹介したしょうがをはじめとする食材を生活の中にとり入れ、体の中からも冷えのケアを行いましょう☆

Text byろい/食育インストラクター