新年度スタート!朝ご飯をしっかり食べて、元気に1日のスタートを切ろう☆

新年度が始まりました!
昨年度はコロナが大流行し、生活スタイルが変わったという方も多いのではないでしょうか?
今回は、心機一転!
新年度のスタートを気持ちよく切るために大切な“朝ご飯”についてのお話です☆

【朝ご飯を食べない人、増えてます…!】

近年、朝ご飯を食べない若者が増加傾向にあり、問題視されているのをご存知ですか?
その原因として挙げられるのが、夜更かしによる寝不足や、夜遅い時間の食事です。
寝不足になると、翌朝すっきり起きられずギリギリまで寝ていて、朝ご飯を食べる時間がなくなります。
また、夜遅い時間に食事をして寝ると消化に時間がかかり、胃もたれなどの原因になります。
その結果、お腹が空かず朝ご飯が食べられなくなるのです。
朝ご飯は、「脳を目覚めさせる」、「1日の活力を得る」、「体内時計を正常化させる」ためにとても重要です。
欠かさず食べるようにしましょう☆

【朝ご飯を食べると、こんなによいことがたくさん】

今回は、朝ご飯がもたらす嬉しい効果の一部をご紹介します☆

●体のリズムが整う
朝ご飯は一日の始まりを告げるスイッチです。
朝ご飯を抜いてしまうと体のリズムが崩れ、頭も体もぼんやりしたまま過ごすことになります。
毎朝、決まった時間に朝ご飯を食べるように心がけましょう。

●丈夫な体をつくる
成長期の子どもは活発なので、体のために多くの栄養素が必要になります。
3食しっかりバランスよく食べ、1日に必要な栄養素量を満たすようにしましょう。

●体温を上昇させる
朝ご飯を食べると体温の上昇とともに脳が活性化され、やる気と集中力がアップします。

●脳のエネルギーを補給する
私たちの脳は、「ブドウ糖」をエネルギー源として使っています。
朝ご飯でブドウ糖をしっかり補うことで、脳と体を目覚めさせてくれます。

●便通をよくする
腸の働きは、朝の時間帯に最も活発になります。
朝ご飯を食べたり、軽い運動をすることで、大腸の活動がさらに促進されて便通がよくなります。
便秘の弊害は、腸内環境の悪化だけでなく、肌荒れや食欲不振などさまざま…。
食物繊維を多く含む野菜や善玉菌を含むヨーグルトなどは、腸にとって何よりのごちそうになるので、積極的にとるようにしましょう☆


【最初は無理することなく、少しずつ始めてみよう☆】

今まで朝ご飯を食べる習慣がなかった人が、いきなり毎日食べるようにするのはなかなか難しいもの…。
まずは、『朝に何か口にする』ことから始めてみましょう。
インスタントのみそ汁やスープを飲んでみるのはいかがでしょうか?
温かいものを食べると体も目覚めやすくなりますよ♪
食べる習慣が身についたら、今度は栄養のバランスを考えてみましょう。
たんぱく質が豊富な卵や乳製品・ハム・納豆や、食物繊維・ビタミンを含む野菜や果物をとり入れたり、食パンやご飯などの主食も組み合わせてみてください。

ちなみに、甘いお菓子やデザート、清涼飲料水だけというのはNG
砂糖を多く含んだ食べ物でお腹を満たすのは、無気力やイライラの状態になりやすい体質に変えてしまう可能性があります。
また、油を使ったスナック菓子も、塩分や脂肪の摂り過ぎに繋がり、肥満や体調不良のもとになるので、朝ご飯代わりにしないように気をつけてくださいね☆

眠い・食べるのが面倒・時間がない…。
朝ご飯を食べない理由はさまざまです。
『エネルギーや栄養は、昼や夜でしっかりとっているから問題ない』と感じている方もいるかと思いますが、朝ご飯は体と脳を働かせるパワーの源
その役割は、3食の中でも特に重要です!
朝ご飯を食べずに午後にまとめ食いをしたり、寝る前に食べたりと不規則な食生活を続けていると、病気にかかりやすくなったり、肥満にも繋がります。
また、幼少期に朝ご飯を食べていないとそれが癖になり、大人になってからも続く傾向があります。

お子さんの健康を願うお母さんたちは、ぜひ、幼少期に基盤を作ってあげてください!
それが将来の健康にも繋がりますよ☆

Text byろい/食育インストラクター