「健康第一」という言葉があるように、生きていく上で「健康である」というのはとても大切なことですよね☆ 今回は、丈夫な体づくりをサポートしてくれる栄養素や、おすすめのレシピをご紹介します!
【丈夫な体をつくるために、積極的に摂りたい栄養素って?】
●たんぱく質
たんぱく質は糖質・脂質と並ぶ三大栄養素のひとつで、生きていく上で欠かせない重要な栄養素です。
体重の約1/5を占め、血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であるとともに、酵素などの生命の維持に欠かせない多くの成分になります。
また、エネルギー源として使われることもあります。
たんぱく質は、20種類のアミノ酸のさまざまな配列によって構成されています。
20種類のアミノ酸のうち9種類は必須アミノ酸と呼ばれ、体内で合成することができないため、食事から摂取しなければなりません。
良質なたんぱく質は、肉や魚、卵、大豆や大豆製品、牛乳や乳製品に多く含まれています。
●ビタミンB1
ビタミンB1は、糖質の代謝を高めて疲労回復やスタミナ増強に役立ちます。
豚肉をはじめ、精白度の低い玄米や胚芽米などの穀類に多く含まれています。
ちなみにビタミンB1は、ねぎ類やにんにくなどに含まれる硫化アリルと一緒に摂ると体内での吸収率がアップします☆
●ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE
ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEには抗酸化作用があり、免疫力をアップさせて病気にかかりにくい丈夫な体づくりをサポートしてくれます。
【丈夫な体をつくる健康レシピを、実際に作ってみよう!】
今回は、小さなお子さんも食べやすい「豚肉とかぼちゃの甘辛ごま炒め」をご紹介します!
【豚肉とかぼちゃの甘辛ごま炒め】
<材料(4人分)> 調理時間:25分
豚ロース肉薄切り・・300g
酒・・小さじ2
塩・・小さじ1/3
こしょう・・少々
片栗粉・・小さじ2
かぼちゃ・・1/2個(300g)
玉ねぎ・・1/2個
A酒・・大さじ1
Aしょうゆ・・大さじ2
Aみりん・・大さじ1・1/2
白すりごま・・大さじ1
サラダ油・・大さじ1
<作り方>
- 豚肉は4cm幅に切り、酒・塩・こしょうで下味をつけて片栗粉をまぶす。
- かぼちゃは4~5cm長さ、5mm厚に切って耐熱皿に入れ、ふんわりラップをかけて600Wの電子レンジで2分加熱する。
玉ねぎは繊維に沿って5mm幅に切る。 - フライパンに半量のサラダ油を熱し、(1)を入れて中火強で炒める。
肉の色が変わったら一度取り出す。 - 同じフライパンに残りのサラダ油を熱し、(2)の玉ねぎを入れて炒める。
玉ねぎが透き通ってきたら(2)のかぼちゃを加えて炒める。 - かぼちゃに火が通ったら(3)の豚肉を戻し入れてサッと炒め、合わせたAを加えて強火で炒め、すりごまを入れて混ぜ合わせる。
今回使用した食材には、以下の栄養素が含まれています。
- 豚肉→たんぱく質、ビタミンB1
- かぼちゃ→ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE
- 玉ねぎ→硫化アリル
- すりごま→ビタミンE
もちろん、これらの栄養素や食材だけを摂れば『健康になる!』という訳ではありません。
いろいろな栄養素をバランスよく摂ることも心掛けましょう☆
【「免疫力」を下げないようにしよう!】
免疫力は低下すると、感染症にかかりやすくなるだけでなく、がんなどの病気を発症するリスクも増えてしまいます。
そのほか、免疫力の低下によって血行が悪くなると、新陳代謝が低下して肌や髪の状態が悪くなるなど、美容の面にも悪影響が現れることがあります。
免疫力を高めるためには、たんぱく質やビタミンA・ビタミンC・ビタミンEなどの栄養素を摂ることも効果的ですが、食事に気をつけるだけでなく、適度な運動も欠かせません。
運動不足により筋肉量が減ると、体温や基礎代謝量が下がります。
「体温が1℃下がると、免疫力は30%落ちる」と考えられているので、毎日の生活の中で無理のない範囲で体を動かしましょう。
なかでも、ウォーキングは人間の筋肉の70%を占める下半身を動かすので、効率良く筋肉を鍛えることができ、おすすめです☆
健康は1日にしてならず!
皆さんも、日々の食事や運動習慣を見直して、丈夫な体づくりを心掛けてみてはいかがでしょうか?
Text byろい/食育インストラクター