手の中でも荒れやすいパーツである爪。
体調によって変化しやすく、よく目に入る部分なだけに、栄養不足でボロボロになるのは避けたいところです。
今回は爪のケアに役立つレシピをご紹介します。
【栄養不足にならないために】
爪の状態を美しく保つことで、健康的なイメージを持たれやすくなります。
また、マニキュアのノリがよくなり、ネイルの仕上がりにも影響します。
爪の厚みや形は個人差が大きい部分なので、栄養不足だけがすべての原因ではありません。
しかし、自爪を美しく保とうと思うなら、日々の食事と栄養についてチェックしておきたいものです。(※爪に関係のある栄養素については、前回の記事「年齢が出やすい手のケア…爪と栄養の話」をご覧ください)
とはいえ、現代は時間に余裕のある生活をするのは難しく、1日3食すべてを栄養バランスの整った食事を作って食べるのは難易度が高いかもしれません。
外食が多くなってしまう場合は、パスタなどの一皿料理ばかりにならないように、野菜の小鉢がついた定食などを意識的に取り入れたいものです。
また、中食の場合も野菜を使った総菜をプラスし、栄養バランスの偏りが無いようにするとよいでしょう。
自炊する場合は、完璧を目指すとかえって失敗しやすいので、まずはおかずの一品だけ自分で作ってみるなど、少しずつ取り組めそうなものから始めてみてください。
今回は電子レンジで調理可能で、爪の健康に役立つ栄養素を含んだ一品をご紹介します。
【にんじんの卵サラダ】
<材料> 調理時間:20分
にんじん・・1本
サラダ油・・小さじ1
ロースハム・・2枚
ゆで卵・・2個
Aマヨネーズ・・大さじ1
A酢・・大さじ1/2
A砂糖・・小さじ1/2
A顆粒コンソメ・・小さじ1/3
A塩・・小さじ1/4
粗挽き黒こしょう・・適量
パセリ(みじん切り)・・お好みで
<作り方>
- にんじんは4~5cm長さの細切りにする。
- ロースハムは半分に切り、にんじんと同じ幅の細切りにする。
- (1)を耐熱容器に入れてサラダ油を絡め、ラップをかけて電子レンジ(600W)で1分30秒~2分加熱し、粗熱をとる。
- ゆで卵を粗みじんにし、Aと混ぜておく。
- ボウルに(2)・水気を切った(3)・(4)を合わせ、粗挽き黒こしょうを振る。
- 盛り付け時にお好みでパセリを振る。
<ポイント>
- ロースハムはベーコン・ツナなどに変えても美味しく召し上がれます。
- 調理工程(4)の卵フィリングはラップに包んで冷凍すると1週間~10日程度保存できます。
<この料理の栄養ポイント>
- にんじんは爪の乾燥を防ぐβ‐カロテンを多く含みます。
- 卵は多くの栄養素をバランスよく含むほか、特に爪の主成分であるケラチンの生成に欠かせない良質なたんぱく質が豊富です。
- ビタミンCがやや少なめなので、ベビーリーフやレタスなどを添えたり、デザートに新鮮なフルーツをプラスすると、より栄養のバランスがよくなります。
爪は健康状態を教えてくれるバロメーターといっても過言ではありませんが、それは体の中でも変化が早いということでもあります。
そり爪や縦線など、ネイルを楽しみたい人にとっては悩みの種になりがちな問題も多いものです。
栄養のほかにも、ストレスや睡眠不足は爪の状態を悪くする原因になるので、なるべく規則正しい生活ができるように心がけるようにしましょう。
爪はよい方の変化が現れるのも早いので、少しずつでも改善できると、見違えるほど美しい爪を育てることができるかもしれませんよ!
Text by はむこ/食育インストラクター