スパイシーなカレーは一年を通してなぜだかふと食べたくなる料理ですね。
私達にとって馴染のカレーといえば茶色!・・・なのですが、最近ではホワイトカレーなるものがあるのをご存知でしたか??
今回はそんなホワイトカレーをご紹介します。
【ホワイトカレー発祥の地って?】
雪のような白を連想させるホワイトカレーは、ズバリ北海道が発祥の食べ物なんです!
ご存知の方は「知ってるよ~」といったところかもしれませんが、まだまだ馴染が少ないホワイトカレー。
クリームベースで作る場合が多いので、酪農が盛んな北海道が発祥と聞いてなんだか納得がいきますね!
【なぜ白いの?】
厳密には真っ白なカレーというわけにはいきませんが、一般的なカレーと比べたら一目瞭然。
まるでシチューのような見た目ですが、食べるとクリーミーでスパイシーな味。「あっカレーだ・・・。」と思うはず。
普段私達が食べているカレーの多くは欧風カレー。
小麦粉を焦がして茶色くしたものや、カレー粉と呼ばれるスパイスがブレンドされたものを加えて作られます。
ですが、ホワイトカレーは一般的に使用しているカレー粉や固形のカレールーはあまり使いません。
(ご家庭で作る場合は使用したりもしますが、お店だと独自の調合をする所もあるようです。)
なぜなら、カレーの色の素になっているものの中に色がつく香辛料が入っているからです。
ご存知の方も多いかもしれませんが、代表的なものはターメリック(うこん)ですね。
その他、クローブやオールスパイスなど実に様々なスパイスが入っていますが、どれも茶色かったり、黄色みがかっていたり赤かったりと、色がつく要素が満載です。
ホワイトカレーは色がつきやすいスパイスを極力減らして作るため、白っぽい見た目が実現できるんですね。
【簡単ホワイトカレーレシピ】
ここで、お家でも簡単に作れるホワイトカレーのレシピをご紹介します。
良かったら一度お試しくださいね。
☆材料(4人分)☆
鶏もも肉・・2枚
玉ねぎ・・1個
人参・・1本
じゃがいも・・2~3個
バター・・60g
■A
├薄力粉・・60g
├クミンパウダー・カレー粉・・各小さじ1/2~
└ナツメグ・・少々
牛乳・・3カップ(600ml)
チキンブイヨン・・3カップ(600ml)
塩・こしょう・・各少々
サラダ油・・適量
☆作り方☆
- 鶏肉は大きめの一口大に切り、塩・こしょうをふる
- 野菜類は食べやすい大きさに切る
- 鍋にサラダ油を熱し、鶏肉を炒める表面の色が変わってきたら野菜を加えてサッと全体を炒め合わせ、チキンブイヨンを加えて10~15分程煮る
- 別の鍋にバターを入れて加熱し、溶けたら合わせたAを入れてダマにならないようによく炒める
- 全体がまとまり、サラッとなってきたら牛乳を少しずつ加えて溶きのばし、よく加熱する
- (3)の液体を(5)に少し加えて溶きのばし、鍋に戻し入れてさらに10分程煮る
完成!!ライスやパンなど、お好みの物を添えて召し上がれ!
☆ポイント☆
- 粉っぽさをなくすため、バターと粉類を合わせたらしかっりと粉類に火を通しましょう。今回はホワイトカレーなので、焦がさないように!
- じゃがいもはかための方が好きな方は(6)の工程で加えてお好みのかたさに煮て下さい。
- ベースとなるホワイトソースに加える牛乳は軽く温めておくと効率よく作業できます。
今回は定番の具材にしましたが、彩りの綺麗な赤や黄色のパプリカなどを加えたりシーフードに変えたりしてもおいしくいただけます。
香辛料はお好みで加減して下さいね。
Text by さゆり/食育インストラクター