もはや定番?ウイスキーとハイボールあれこれ

もはや定番?ウイスキーとハイボールあれこれ

夏といえばビール!という方も大勢いらっしゃるかと思います。
日も沈んだのに蒸し暑い、そんな時に飲むビールのキレのある喉ごしは格別!ということで、枝豆とともに日本の夏の顔になっていますよね。
そんなビールに負けず、今ではどこのお店に行ってもメニューの中に見つけることができるのが「ハイボール」
近年、爆発的なブームを巻き起こしたことで、定番のお酒に仲間入りを果たしました。
今回はそんな「ウイスキー」と「ハイボール」についてお話します。

【ウイスキー=おじさんくさい!?】

ウイスキーってどんなイメージ?と聞かれたら、そんなふうに思う方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、雰囲気のあるバーのカウンターで、1人座ってグラスを傾ける中年の男性…なんて、映画かドラマのワンシーンのような情景に合うお酒なら、ウイスキーが思い浮かびますよね。
そして、雰囲気のあるバーって「高価な洋酒がズラリ」「敷居が高そう」なイメージもありませんか?
さらに、ウイスキーに限らず蒸留酒全般に言えることですが「アルコール度数が高いからキツイ」という点。
そんな諸々のイメージが手伝って、一時ウイスキーは「高価で若者向けではないお酒」のレッテルを貼られてしまい、出荷量が落ち込んでいました。
もはや定番化しつつある現状を見るとなかなか信じられませんが、ハイボールブームは2009年ぐらいからといわれているので、まだ10年も経っていない出来事なんですね。

【実は日本はウイスキー大国だった!?】

…というとちょっと大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、実は日本は主要なウイスキー生産国の1つとして数えられていたりします。
生産の歴史は本場であるスコットランドやアイルランドには遠く及びませんが、20世紀に入ってから本格的に生産が始まったにも関わらず、今では世界でも指折りの消費量があり、日本産ウイスキーが高く評価されるようになってきており、そう呼ばれる土壌は整いつつあるようです。
ひょっとして10年後には…!?


【ハイボールの小話】

ウイスキー復活の功労者、ハイボール
「ハイボールはシンプルにウイスキーを炭酸で割ったものを指す」と思われがちですが、実はハイボールに使うお酒はウイスキーでなくともよいものなんだそうです!
もともとはウイスキーだけではなく、蒸留酒をアルコールの含まれていない飲料で割ったもの、を指す言葉だったのだとか。
カクテルの仲間のようなものだったんですね!
今あるバリエーションに富んだハイボールはむしろ、源流に近いのかもしれません。

いかがでしたでしょうか?
ウイスキーに限らず、お酒の飲み過ぎには注意して、節度を持って楽しくお付き合い下さい☆

Text by はむこ/食育インストラクター