ひんやり、つるんとした喉ごしと、ほんのり懐かしい甘味の本わらびもち。
もっちりしているのに、口溶けはやさしい、黒い本わらびもちをぜひ一度お試し下さい!
【わらび粉ってなんだろう?】
わらび粉は、植物のワラビの地下茎から、取り出したデンプンを乾燥したものです。
わらび粉は、加熱すると、非常に黒に近い色になるのが特徴です。葛粉よりも、弾力があります。
また、葛粉以上に原料の採取や製造に手間がかかり、収率が悪いので、昔から貴重な食材でした。
そのため、現在のわらびもちは、わらび粉の代わりに、 芋由来のデンプン粉と混合のものがほとんどです。ただ、高純度であるから美味しいと言い切れるわけではありません。
それぞれの違った食感、味を感じて、さまざまなわらびもちを楽しんでみてください(*^_^*)
<もっちもちの本わらびもち> (2人分)
本わらび粉・・50g
上白糖・・50g
水・・250g
- 鍋にすべて入れ、ダマがなくなるまで混ぜあわせる。
- 中火にかけ、ゴムベラで鍋底全体をかき混ぜて、底面にかたまりができてきたら、一度火からはずす。
- 余熱でかたまってくるので、ダマがなくなるまで手早くかきまぜる。
- 再び火にかけ、かき混ぜながら、黒くなり、つやがでるまで火にかける
- 冷水を張ったボウルに適当な大きさに丸める。
わらび粉:水=1:5の割合です。
弱火やとろ火で練らず、一度火からおろして、均一な状態にしてください。
できあがったら絞り袋に入れ、濡らしたスプーンに手早く絞り出し、冷水にとります。やけどに気をつけてください。
<黒みつ> (作りやすい分量)
水・・60g
黒砂糖・・28g
上白糖・・28g
- 鍋に材料をすべて入れて、混ぜながら火にかける。
- フツフツと沸いてきたら火を弱め、アクをとりながらトロミがでるまで煮詰める。
鍋の上面まで泡が沸き上がっている状態から、スッとひいてくるタイミングができあがりのサインです。
今回はつるっとした食感をいかすために、手作りの黒蜜で紹介させていただきましたが、定番のきな粉をかけてこうばしい香りとともに味わってみるのもいいですね☆
本わらびもちの味と食感を、ぜひとも味わってみてくださいね!
Text by ナナちゃん/食育インストラクター