アイスクリームの定番であるバニラ味。
あの何ともいえない、あま~い香りのバニラはどんなものなのか、ご存知ですか?
みんなが大好きな「バニラ」についてご紹介いたします。
【バニラはランの仲間】
バニラは、熱帯アメリカ原産のランの一種です。
現在は主にインドネシア、マダガスカル、中国、メキシコなどで栽培されています。
バニラはランの仲間では珍しい蔓(つる)性の植物です。
花の寿命は一般のランに比べるととても短く、普通は1日しかもちません。
原産地ではハリナシバチ(ミツバチ科)が花粉を運び、受粉した花は半年以上かかって、長さ30センチほどにもなるインゲン豆のような果実になります。
完全に熟した果実の中には、堅くて黒い種子がたくさん入っています。
【手間のかかる甘い香り】
バニラの甘い香りは、バニリンという物質を中心とする実に150種以上もの化学物質が、奇跡的な比率で配合されることで生み出されます。
バニラの香りを生み出すのは、「バニラビーンズ」と呼ばれる、バニラの果実です。
しかし、ただ果実を収穫すればよいというわけではありません。
熟する前に収穫されたバニラの青い果実は、青くさいにおいしかしません。
果実をそのままの状態で成熟させ続けるか、発酵と乾燥を繰り返す「キュアリング(Curing)」を行わなければ香り高いバニラにはならないのです。
【バニラオイルとバニラエッセンスはどう違う?】
エッセンスとオイル、みなさんどう使い分けていますか?
どちらも香り付けに使うものですが、性質が違います☆
- エッセンス
揮発しやすいので、冷たいお菓子を作るときや、熱の取れたソースやクリームに使います。 - オイル
ケーキなどの焼き菓子や、火を通すものに使います。
油性で熱に強いためです。
調理方法によって、エッセンスとオイルを使い分けましょう(^^)/
【バニラビーンズの使用方法】
お菓子などを作るときは、本物のバニラビーンズを使うと美味しさもアップします!
- さやから種を取り出すには
ナイフでバニラビーンズを縦に割き、ナイフの背などを使って中の種をこそげ取ります。
取った種はそのまま生地などに加えて使います。 - 牛乳などに入れて煮出すには
取り出した種とさやを牛乳に入れて加熱すると、バニラの香りを煮出すことができます。 - 使い終わったさやの活用法
バニラの種をこそげ取った後や、煮出した後のさやにもいい香りは残っています。
このさやを洗って十分に乾燥させれば、再びいろいろな物にバニラの香りを移すことができます。
例えば、砂糖に入れておけば、バニラがふわっと香るバニラシュガーになりますよ♪
食べ物だけでなく、香水や柔軟剤など、日々の生活にもかかせないバニラの香り。
本物のバニラビーンズは高価ですが、甘くてやさしい香りがたまりません!
ぜひともバニラビーンズを試してみてはいかがでしょうか?(^^)/
Text by ナナちゃん/食育インストラクター