昔、春休みに祖父母のいる田舎に行くと道沿いや土手沿いにつくしがたーっくさん生えていました!皆で摘んで、持って帰っておばあちゃんに佃煮にしてもらっていたのがとても懐かしいです♪
子供のころはつくしは大人の味で食べても美味しいと感じた事はないのですが、家族みんなでつくしを摘むのがとても大好きで、春休み中の大イベントでした(^^*)
そんなつくしの事を私は春先に出てくるので何かの新芽だと思い込んでいたのですが、何に成長するのか全く知りませんでした。
【つくしは新芽ではなく、スギナという植物の胞子の茎だった!】
つくしって、新芽ではなく、スギナという植物(どこにでも生える雑草)の胞子茎(ほうしけい)という、胞子を播くための茎だったのです!
なので、胞子を飛ばしたあとはそのまま枯れていきます(´・ω・`)
【いくら取ってもつくしが無くならないのは何故!?】
スギナとはシダ植物の一種で、花を咲かせずに(花が無いという事はもちろん種もない)胞子で増えます。
つくしから出る緑色の粉のようなものが胞子で、風に乗って遠くまで飛んでいき、水分を得ると胞子が発芽してオスとメスが出会い成長します!
そしてスギナは胞子以外にも地下茎から芽を出して増えることもできるのでスギナは取っても取っても無くならないのです!凄い生命力!
つくしが出る時期は1年に1回なのでぜひこの季節に佃煮などにして召し上がってみてください♪♪
Text by ふーみん/食育インストラクター