これらのお茶は全て同じツバキ科の「茶の木」という常緑樹の葉っぱからできてるって知っていました??種類の違いは製法によるものだそうです。緑茶(せん茶・玉露など)は茶葉を加熱して、発酵させず(不発酵)につくったもの、紅茶は全発酵させたもの、ウーロン茶はその中間の半発酵させたものなんです!
製法によってこんなに違った香りや味が楽しめるなんて~発見した昔の人はすごいですね。そして新茶の時期がやってきましたね♪この時期になると新茶にまつわるお菓子などおいしいものがたくさん出てきますよね!新茶はその年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のことで、その後摘み採った順番により、「二番茶」「三番茶」と呼ばれます。
【小学校で習う茶摘みの歌の由来】
ところで皆さんは「夏も近づく八十八夜~♪」っていう歌知っていますか?初夏に見られる茶摘みの光景を歌った歌です。八十八夜とは立春から数えて88日目を言い、春から夏に移る節目の日です。霜もなく安定した気候なので農作物の種まきに最良の時期だそうです。
この時期は茶摘みが盛んになり、特に八十八夜の日に摘んだ茶の葉を飲むと一年間無病息災で元気に過ごせると言い伝えられているそうです。しかし、実際には産地の温暖さによって茶摘みの時期は異なるそうです。新茶は渋みや苦みが少なく旨味が多いののが特徴です。
急須にいつもより気持ち多めの茶葉を入れ、70~80℃で約40秒抽出した後、急須を軽く2~3回まわすと茶葉がしっかり開き味が出ておいしい新茶が楽しめますよ♪
Text by くまこ/食育インストラクター