フレンチトーストやパンケーキなどのアメリカンスイーツに次いで、今流行しているのが、「台湾スイーツ」です。
日本で定着しているタピオカドリンクはもちろん、今年の夏には「マンゴーかき氷」やふわふわの食感のかき氷「雪花氷」が流行りました。
今回はそのほかのおすすめスイーツをご紹介します。
【冬に食べたくなる温かい台湾スイーツ「湯圓(タユンエン)」】
湯圓とは日本でいうと白玉だんごの事です。
丸いお団子は台湾では一家団らん、円満の象徴とも言われ、冬至の日に食べられるそうです。
餡はゴマやピーナッツが一般的ですが、挽き肉の入った塩味のものもあります。
酒醸(日本でいうと甘酒)に茹でた湯圓を入れた「酒醸湯圓」や日本のお汁粉に似た「紅豆湯圓」など様々な種類があります。
【ヘルシースイーツ「愛玉(オーギョーチー)」】
オーギョーチーは昔から中国料理屋などでも売られているので、食べたことのある人も多いのではないでしょうか?
見た目はゼリーで、のど越しもつるんとしているので、ゼラチンや寒天で固めていると思う方もいらっしやるとは思いますが、実はどちらも使っていないのです。
スイーツ名にもなっている愛玉とは、台湾に自生する木の実で植物の中でもペクチンを豊富に含んでいるので、水の中に放置するだけでゼリーのようにかたまります。
愛玉自体は味がほとんどしないので、レモンのシロップなどをかけていただきます。
【豆腐を使ったスイーツ「豆花(トウファー)」】
トーファーとは簡単にいうと豆腐のプリンです。食感はとてもなめらかで、フルーツやピーナッツ、白玉などのトッピングをしていただきます。暑い夏には氷入りでひんやりと、そしてこれからの寒い季節には温かいものを。生姜を加えるとさらに体がぽかぽかになりますね。
そして、トウファーは大豆から作られているので、栄養的にもとても優れています。
大豆は「畑の肉」といわれるほど、良質なたんぱく質を豊富に含んでいます。また、疲労回復効果のあるビタミンB1や強い抗酸化作用を持つビタミンE、高血圧予防に働くカリウムなども含まれます。
今回は3つのスイーツのお話をしましたが、まだまだ魅力的なスイーツはがたくさんあります。日本にも多くのお店がオープンし、台湾に行かなくても食べられるようになりましたが、ぜひ機会があったら本場台湾で景色と共に楽しみたいですね!!
Text by まち/食育インストラクター