すもも?プラム?プルーンの違いって??

夏になるとスーパーにたくさんの果物が並びます。
これはすもも?プラム?プルーン?
どれがどれ??とお悩みの方!

今回はすももとプラムとプルーンについてご紹介します。

【違いは!?

実は「プラム」も「プルーン」もすももの一種です!
すももはバラ科で、中国原産の日本すももを「プラム」、ヨーロッパ原産の西洋すももを「プルーン」と呼びます。
酸味とほど良い甘みが特徴で生食だけでなく、ドライフルーツやジャム、缶詰などの加工品も人気があります。

【栄養&効能

すももの果肉には、酸味のもととなるクエン酸やリンゴ酸が含まれ、疲労回復食欲増進効果が期待できます。
また食物繊維のペクチンを豊富に含み、腸内の乳酸菌を増やして腸内環境を整えるほか、血糖値やコレステロール値の上昇を抑え、糖尿病予防に役立ちます。
整腸作用のあるソルビトールも含まれるため、便秘の解消にも一役かってくれます。
その他、抗酸化作用を持つビタミンEや二日酔いに働くカリウム、ビタミンB12と一緒に血液を作り出し、貧血予防に役立つ葉酸が含まれています。


【選び方&保存方法

果皮の色が鮮やかで傷がなく張りのあるもの、きれいな円形でずっしりとした重みがあり、ブルームと呼ばれる白い粉がついているものを選びましょう。
乾燥に弱いので、新聞紙などでくるんでから冷蔵庫で保存します。
ただ、完熟のものはあまり日持ちしないので、なるべく早く食べきるようにしましょう。
熟していないものは常温において追熟させましょう。

果皮がしっかりと色づき、甘い香りがしてきたら食べ頃のサインです。
生食はもちろん、ペクチンが多いのでジャムに向いています。
コンポートや果実酒、そしてドライプルーンは鶏肉や豚肉にもよく合いますよ。

Text by くまこ/食育インストラクター