最近、女性に人気の「スパークリング日本酒」をご存知ですか?
シャンパンの様なシュワシュワっとした口当たりで、アルコール度数が低いものが多く、日本酒をあまり飲んだことのない方でも飲みやすい日本酒です。
【スパークリング日本酒とは?】
スパークリング日本酒とは、炭酸ガスを含む日本酒のことで、「発泡日本酒」や「発泡清酒」とも呼ばれています。
「活性にごり酒」、「瓶内二次発酵法」、「炭酸ガス注入法」の3つのタイプに分類されそれぞれ違った味わいが楽しめます。
【活性にごり酒とは】
日本酒は米と水、米麹を原料とし、米を発酵させて造られています。
活性にごり酒は発酵が終わり絞る前のものを粗漉し、菌が生きている状態で瓶に詰めたものです。
この為、瓶の中でも発酵が進んでいます。
濾過が粗いので、にごりがあり、ドロッとした口当たりが特徴です。
【瓶内二次発酵法とは】
活性にごり酒と同じように発酵の力を利用したものですが、お酒を造る過程で発酵させるのではなく、出来上がったお酒を瓶に詰め、そこに新たに発酵途中のものを入れたものです。
シャンパンを造る製法と同じように作られており、瓶内でさらに発酵を進め、炭酸ガスを閉じ込めています。
【炭酸ガス注入法とは】
上記でご紹介した2つの方法とは異なり、出来上がったお酒に炭酸ガスを加えています。
この方法は二次発酵をさせないので手間をかけずに、スパークリング日本酒を造ることができます。
市販されている炭酸飲料もこの方法を用いています。
【日本酒のマメ知識】
実は10月1日は「日本酒の日」であるのを知っていましたか?
由来はいくつかありますが、「酒を意味する酉(とり)の干支が十二支の中で十番目の動物であることから」という説と、「10月が酒造りが始まる季節であるから」という説から、日本酒造組合中央会が制定しました。
現在、多くの種類のスパークリングが出ているので、ぜひ色々と飲み比べて自分の好みの1品を見つけてくださいね!!
Text by まち/食育インストラクター