今回はあの調味料を使って、面倒なパン粉付けをパパッと簡単にしました。
肉がしっとりしてお子さんも食べやすいですよ!
【ササミのパン粉焼き】
○材料(作りやすい分量)※離乳食完了期のお子さん2人分位の量です。
鶏ササミ・・1本
Aマヨネーズ・・小さじ2
A粉チーズ・・小さじ1/2
Bドライパン粉・・大さじ1~2
B乾燥パセリ(なくてもよい)・・適量
油・・適量
○作り方
- ササミの太い筋は取り除き、4~5枚のそぎ切りにする
- (1)の両面に合わせたAを塗り、合わせたBを付ける
- フライパンに油を熱し、(2)を入れて両面に焼き色が付き、火が通るまで焼く
○ポイント
- Aはコロッケに使うと揚げている時に中身が出てきてしまうので、おすすめ出来ません。
(焼きコロッケのようなものでしたら大丈夫でした。) - 卵は使いませんが、マヨネーズには卵由来の成分が含まれます。
アレルギーの方は小麦粉+水で代用していただくと、近い状態に仕上がります。 - 焼き上がりにペーパータオル等に乗せると、余分な油を吸い取ってくれます。
○栄養価(一人分)
『七訂日本食品標準成分表』に準拠したデータをもとに計算ソフトを利用しています。
目安としてご覧ください。
エネルギー・・86Kcal
たんぱく質・・5.1g
脂質・・6.2g
糖質・・2.1g
食物繊維・・0.1g
食塩相当量・・0.2g
※パン粉は多い方の分量で栄養計算をしています。
【ササミとは】
鶏胸肉の内側にある部位で、一羽から2本(1本40g前後)取れます。
高たんぱく質、低脂肪でカロリーも低め。
成長期のお子様や筋力をつけたい方にもってこいの食材です。
また、鶏肉の中でも消化が良く、胃腸に優しいので、年配の方や病後の体力回復期にもおすすめです。
加熱しすぎるとパサつき感が出ますが、そぎ切り等で繊維を断ち切る・叩いて繊維質を潰す・表面に片栗粉をまぶしてから焼くといった工夫をすると食べやすくなります。
【マヨネーズの効果】
原料は主に卵・酢・油です。
マヨネーズに含まれる酢がたんぱく質を柔らかくし、乳化した油分が肉を包み込む事で、パサつきを抑え、しっとりとした仕上がりにしてくれます。
※乳化とは水分と油分が混ざり合った状態の事をいいます。
マヨネーズは酢(水分)と油(油分)を卵に含まれる成分が間に入る事で乳化させた食品です。
今回ご紹介したレシピは、肉を切らずに叩いてのばし、下味をすれば、もう少し年齢の大きな兄弟や大人の方でも十分満足できると思いますので、一緒に作って、皆さん同じメニューで食卓を囲んでみてくださいね。
魚で作っても美味しいですよ!
Text by さゆり/食育インストラクター