家族みんなで美味しく食べよう!シニア食のすすめ③

前回の“シニア食のすすめ②”に続き、今回も家族みんなで一緒に美味しく食べられるレシピをご紹介します。
3回目となる今回は、料理に風味やコクを与える「桜えび」を使ったメニューです。

【第3回:香ばしい香りが食欲をそそる☆桜えびの炊き込みご飯】

<材料>(4人分)
精白米・・2合
桜えび(素干し)・・10g
出汁昆布・・5g
三つ葉や小ねぎ・・お好みで

A
淡口醤油・・小さじ2
酒・・小さじ2
塩・・小さじ1/3

<作り方>

  1. 米は洗ってザルにあげ、水気を切っておく。
  2. フライパンに桜えびを入れ、中弱火で香りが立つまで炒る。
  3. 炊飯器に(1)とAを入れ、2合の目盛りまで水を入れ、軽く混ぜ合わせる。
  4. 出汁昆布と(2)を加えて炊き、炊き上がったら桜えびが全体に行き渡るように 混ぜて器に盛り、お好みで三つ葉や小ねぎを散らす。

今回は彩りとして三つ葉を使用しましたが、枝豆や細かく刻んだ小松菜などを一緒に炊き込んでも美味しく頂けます。


【桜えびの注目成分】

●カルシウム
カルシウムは100g中2000mgととりわけ多く、骨や歯を丈夫にする働きがあるため、育ち盛りのお子様やご高齢の方には是非積極的に摂って頂きたい栄養素です。
ビタミンD(干し椎茸やしらす干しに含有)やクエン酸(柑橘類や酢に含有)にはカルシウムの吸収を促す働きがあるので、併せて摂ると良いでしょう!
また、カルシウムとマグネシウムを2:1の割合で摂ることでも体内への吸収率が上がるため、大豆や海藻類などのマグネシウムを多く含む食品も意識して摂ってみてくださいね。

●アスタキサンチン
赤い色素成分のアスタキサンチンは強い抗酸化作用があり、免疫力アップや眼精疲労の改善が期待できます。

桜えびは体長4cmほどの小さなえびですが、その中には栄養がギュッと詰まっています☆
材料も少なく手軽に出来るので、是非一度お試しください。

Text by ろい/食育インストラクター