2018年の中秋の名月は9月24日。
中秋の名月は「芋名月」や「十五夜」と言います。
今回は芋名月にちなみ、「材料を入れてスイッチポンッ!炊飯器で出来る里芋と豚肉の煮物」をご紹介します。
【一緒に作る保護者の方へ】
このレシピはお子さんが主体となって作れる簡単なものですが、加熱や包丁を使う作業がありますので、年齢に合わせたお手伝いをお願いします。
お子さんが出来る部分はなるべく手を出さずに見守ってあげて下さいね。
【里芋と豚肉の煮物】
<材料>3~4人分(五合炊きの炊飯器使用)
冷凍里芋・・・1袋(300g)
豚ロース肉(とんかつ用)・・・400g(3~4枚)
酒・・・大さじ1
A
しょう・・・大さじ2
砂糖・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1
水・・・100ml(1/2カップ)
しょうが(薄切り)・ねぎの青い部分・・・あれば適量
七味唐辛子・からし・さらしねぎ等・・・お好みで
※「さらしねぎ」とは小口や千切りにした長ねぎを布巾やザルなどを使って水にさらし、水気をふいたものです。
<作り方>
- 豚肉はキッチンバサミ(なければ包丁・まな板を使って下さい。)で3~4等分に切って炊飯器の内釜に入れ、酒を揉み込む。
- (1)に凍ったままの里芋・Aを入れて炊飯器にセットし、早炊きモードで炊く。
※しょうがの薄切りやねぎの青い部分がある場合はここで加える。
- (2)の加熱が終わったら皿などにあけ、冷ましながら味を中まで含ませる。
- しばらく置いて味が馴染んだら、必要に応じて温め直す。
お好みで薬味を付けていただく。
<ポイント>
● 五合炊きの炊飯器では、これ以上の量を入れると炊飯時にあふれる可能性もありますので、増やさないようにしてください。
三合炊きの場合はこれより量を減らして作ってください。
● 豚ロースは肩ロースに近いと肉の間の脂の入り方が多く、お尻に近いと脂の入りが少ないので、今回は肩ロースに近い方で作っています。
● 豚肉の部位を指定していますが、お好みの部位にかえていただいても問題ありません。
(脂分が多い部位だと、多少仕上がりが脂っぽくなり、脂分のほとんどない部位だと、肉がパサついた感じになる可能性があります。)
● 今回は洗い物の量を減らすため、豚肉をキッチンバサミで切りました。
さらに手間を減らしたり、切りものが出来ない低年齢のお子さんと一緒に作業する場合は、カレー用などのカット肉を使用すると簡単です。
(バラやモモ・肩ロース等が切られた状態で売られています。)
● 少し手間をかけてもOK!という時は、炊飯前に肉の表面をフライパンで焼いて焦げ目をつけると、香ばしさがプラスされるので、より美味しくいただけます。
● 里芋も簡単に調理するために冷凍の物を使用していますが、旬ですので、生の里芋をお使いいただいても構いません。
その際は、皮をむき、表面を塩で軽くこすってから熱湯でサッと茹で、冷水に取ってぬめりを落としてから適当なサイズに切って下さい。
● 圧力のかかるタイプの炊飯器は、里芋が柔らかくなりすぎる事があるので途中で加えるか、生のものでしたら「大きめに切る・そのままのサイズ」等にして下さい。
(途中でフタを開ける場合はやけどに注意し、出来れば大人がやるようにしましょう。)
● 出来上がったら、炊飯器のにおい移りを防ぐため、早めに別の入れ物に移し替えましょう。
(この作業も行う場合は大人にやってもらい、やけど等に気を付けましょう。)
里芋を大根にかえたり、アレンジしても楽しいですね!
是非お試しください。
Text by さゆり/食育インストラクター