「子どもとおやつシリーズ」ではおやつについてや簡単レシピなどをご紹介していきます!
5回目は野菜がメインのおやつ、かぼちゃ編です。
【子どもにとってのおやつ】
乳幼児期の子どもは胃が小さく、消化機能も未熟です。
そのため三度の食事に加え、おやつでエネルギーや栄養を補う必要があります。
大人が考えるおやつは「お菓子」のイメージが強いですが、子どもにとっては「おやつ=第四の食事」と捉えるといいでしょう。
黄色いまん丸がかわいらしい♪モチモチ団子です!
【かぼちゃの白玉団子】
<材料>
白玉粉・・100g
かぼちゃ・・100g(正味量)
絹ごし豆腐・・60g~
塩・・ひとつまみ
ゆであずき・・適量
きな粉・・適量
<作り方>
- かぼちゃはスプーンで種とわたを取り、皮をむいて2cm角に切る
※かたくて切るのが大変!という方は600wの電子レンジで先に30秒加熱すると切りやすくなります
(以下の作業は同様に行ってください) - 耐熱器に入れてラップをかけて600wの電子レンジで約2分加熱する
(竹串を刺してスッと通ればOK) - ボウルに移し、熱いうちにフォークでつぶして粗熱をとる
- (3)に白玉粉・塩を加え、豆腐を少しずつ加えて指でなじませる
- (4)が耳たぶくらいのやわらかさになるまでこねる
直径2cmくらいに丸めて真ん中をへこませる - 鍋にたっぷりの湯を沸かし、(5)を入れて浮き上がってきたら、さらに1~2分ゆでる
- (6)を氷水にとる
- (7)の水気をきって器に盛りつけ、ゆであずき・きな粉を添える
かぼちゃの白玉は豆腐が入っているため、かたくなりにくいですが、食べる直前に作ったほうがおいしいですよ♪
またすぐに食べない場合は、ゆでた後冷凍しておくのがおすすめ!
バットにラップを敷いて白玉同士がくっつかないように並べ、さらに上からラップをして、冷凍し、かたまったら保存袋に移します。
食べるときは、沸騰したお湯にポン!
ツルッとした食感が楽しめます。
次は・・・さつま芋で有名な○○が、かぼちゃで大変身!
【かぼちゃDE大学芋】
<材料>
かぼちゃ・・1/4個(250g)
A砂糖・・大さじ2
Aみりん・・大さじ2
Aしょうゆ・・小さじ1/4
サラダ油・・大さじ1
ごま・・適量
<作り方>
- かぼちゃは種とワタを取り、皮を所々むき、2cm角に切る
※かたくて切るのが大変!という方は600wの電子レンジで先に30秒加熱すると切りやすくなります
(以下の作業は同様に行ってください) - 耐熱皿に並べてふんわりラップをし、600wの電子レンジで2分加熱する
(竹串がスッと刺さればOK) - フライパンにサラダ油を熱し、(2)を強火でサッと両面こんがり焼いて取り出す
- (3)のフライパンの油をクッキングペーパーでふき取り、Aを合わせて加熱する
フライパン全体が煮立つまで触らず、泡が大きくなったらフライパンを前後に傾けながら煮詰め、少しとろみがついたら火を止める - (4)に(3)を入れて絡め、オーブンシートの上に手早く広げて、熱いうちにごまをふる
子どもに大人気!あっという間になくなっちゃいました!
やみつきですよ~♪
【気になるかぼちゃの栄養は?】
かぼちゃは大きく分けて、日本かぼちゃ・西洋かぼちゃ・ペポかぼちゃがあり、一般的に多く店頭に出回っているのは、西洋かぼちゃです。
「冬至に食べると風邪をひかない」といわれるように、とても栄養価の高い野菜です。
特にビタミンEの含有量は野菜の中でもトップクラス!
ビタミンEは、ホルモン調整機能があり、血行を促進して冷え性や肩こり、腰痛などの改善と、ママにもうれしい効果がいっぱい!
そのほか、β‐カロテンやビタミンCが豊富に含まれ、これらのビタミンを一緒に摂ることで相乗効果を発揮し、免疫力を高めて風邪を引きにくい丈夫な体をつくってくれます。
【選び方のコツ】
ヘタがコルクのように乾燥しており、周辺がくぼんでいるものが完熟の証拠です。
西洋かぼちゃの場合は、皮の緑色が濃く重量感のあるものが良品で、切ってあるものは果肉の色が濃く、ワタが乾燥していないものを選びましょう。
まるごとなら冷暗所で保存し、切ったものはワタと種を除き、ラップをして野菜室で保存します。
【調理のポイント】
かぼちゃは加熱すると煮くずれしやすいので面取り(=切った角を薄くそぎ取ること)をして防ぎます。
脂溶性のビタミンが豊富なので油で調理したり、肉、魚などの食材と組み合わせると吸収率がアップします。
皮やワタは果肉以上に栄養価が高いので、皮ごと食べたり、新鮮な場合はワタを多めに残して調理するのがおすすめです。
いかがでしたか?
今回は、かぼちゃを使ったおやつにスポットを当ててご紹介しました。
お子さんと作れる簡単レシピなので、ぜひ作ってみてください♪
Text by くまこ/食育インストラクター