パセリは、西洋では紀元前から食べられていたセリ科の野菜。
洋食の付け合わせや飾りとして添えるだけでしょ?なんて思っている方も必見!
今回は、栄養価が高いパセリの美味しい食べ方をご紹介します☆
【パセリってどんな野菜?】
南ヨーロッパ原産。
ギリシャやローマでは早くから食中毒の薬草として使われていました。
店頭で見かける事が多く、パセリと聞いて皆さんがイメージするものの大半は、“ちぢれ葉種(カーリーパセリ)”と呼ばれているものです。
小さい葉が密集しており、みじん切りを彩りでパラパラと散らす、パン粉に混ぜるなどして使われる事が多いです。
一方、香りや味にクセが少なく葉に切れ込みのある物は、“平葉種(イタリアンパセリ)”と呼ばれています。
【パセリに含まれる注目の栄養成分】
●ビタミンK
骨を丈夫にしたり、血液の凝固に働きます。
●β-カロテン
強い抗酸化力があり、老化・がん・心臓病を防ぎ、皮膚と粘膜を健康に保つ働きがあります。
●ビタミンC
美肌を作るコラーゲンの生成に必要不可欠なビタミン。
免疫力を高め、風邪を予防し、回復を早めます。
●アピオール、ピネン
パセリ特有の香りのもとです。
アピオールは食欲を刺激し、発汗を促し、腸内細菌の繁殖を抑える効果があります。
ピネンは胃に適度な刺激を与えて消化を促し、臭気を消す成分を含むので食後にとると口臭防止になります。
【パセリを美味しく食べよう!】
栄養たっぷりのパセリを脇役にしておくなんて、もったいない!!
脂溶性の成分が多く含まれるパセリは、油と一緒に調理すると体内での吸収率がアップします。
今回は手軽に沢山のパセリを摂る事が出来るレシピを2つご紹介します。
<簡単!パセリソース>
○材料
パセリ・・40g
大葉・・2束
クルミ・・30g
にんにく・・1~2片
オリーブオイル・・100ml(90g)
粉チーズ・・大さじ1
塩、こしょう・・適量
これらをミキサーにかけ、出来るだけ細かくすり潰すだけ!
粉チーズに塩味があるので塩は加減して加えるようにしてください。
ミキサーをお持ちでない方は、パセリ・大葉・クルミ・にんにくを細かく刻み、オリーブオイル、粉チーズ、塩、こしょうと混ぜ合わせて頂ければOK!
パスタソースとして使うも良し!野菜を和えても良し!の万能ソースです☆
バジルソースとはまたひと味違う、パセリの爽やかな香りが口いっぱいに広がる一品です!
<パセリのかき揚げ>
○材料
パセリ・・1/2袋
にんじん・・1/2本
A米粉・・大さじ1
A小麦粉・・大さじ3
A塩・・1つまみ
水・・大さじ4~5
○作り方
- パセリはみじん切りに、人参は千切りにする。
- ボウルにAを入れ、サッと混ぜ合わせてから水を加える。
- (2)に(1)を加え、さっくり混ぜ合わせる。
- フライパンに多めの油を敷き、(3)を食べやすい大きさにまとめ、揚げ焼きにする。
人参の赤とパセリの緑が映えていて綺麗です☆
パセリは加熱すれば、苦味も飛び、爽やかで食べやすくなりますよ!
香り高く、葉が柔らかい春のパセリ!
是非お楽しみください☆
※パセリのアピオールは子宮収縮作用もあるとされ、海外では妊娠中は食べないように心掛けているようです。
今回のようにパセリを多く使用する料理は、妊娠中の方はお控えください。
Text by ろい/食育インストラクター