なめらかな口あたりと小豆の風味を楽しむ和菓子「水ようかん」をお家で作ろう!

なめらかな口あたりと小豆の風味を楽しむ和菓子「水ようかん」をお家で作ろう!

暑い日は体が冷たいものを欲しますよね。
そんな時に見た目ものどごしも爽やかな「水ようかん」はいかがですか?
レシピの他に、水ようかんに欠かせない寒天についてもご紹介します。

【寒天の種類とその違い

寒天は原料である「テングサ」や「オゴ草(オゴノリ)」などの海藻類を煮溶かし、凍結乾燥させたものです。
「糸寒天」や「角寒天(棒寒天)」は、主にテングサを原料に用い、自然の寒気を利用する伝統製法が主流ですが、テングサの収穫量の減少や原価価格の高騰などにより、角寒天はテングサだけでなく、オゴ草を合わせて作られることが多くなっています。
粉寒天はオゴ草を主原料とし、凍結させず、脱水・圧縮・乾燥させて粉末状にしています。
工業的に作られているため、糸寒天や角寒天に比べ、安価で購入出来ます。
それぞれ食感も少し異なり、糸寒天は弾力のあるなめらかな食感、粉寒天はややかための食感で歯ごたえがあります
どちらでも水ようかんを作ることは出来ますが、今回は糸寒天を使ったレシピをご紹介します。


【お家で作ろう!「水ようかん」

<材料>
糸寒天・・・3g
水・・・350ml
グラニュー糖・・・50g
こしあん・・・200g
塩・・・ひとつまみ

<作り方>

  1. 糸寒天はぬるま湯に浸けて2~3時間おき、水気をよく絞る。
  2. 鍋に分量の水と(1)を入れて火にかける。
    沸いたら弱火にし、木べらなどで混ぜながら寒天を溶かす。
  3. (2)にグラニュー糖を加え、溶けたらこしあんを入れて強火にする。
    沸いたら弱火にし、木べらなどで混ぜながらこしあんをしっかり溶かし、塩を加える。
  4. (3)をザルで濾しながらボウルに移し、冷水にあてて混ぜながら冷ます。
    人肌程度になり、トロミがついたら容器に移し、冷蔵庫で冷やす。
    熱いうちに容器に流してしまうと、あんこが沈んで2層になってしまうので気をつけましょう。

簡単に作れる粉寒天を使う人も多いと思いますが、ぜひ、糸寒天で作り、食感の違いを楽しんでみて下さい。
もちろん、粉寒天でも作れます。
その場合は、寒天の量を半分に減らして作って下さいね。

Text by まち/食育インストラクター