切り三つ葉、根三つ葉、糸三つ葉!

〈食育まめ知識〉切り三つ葉、根三つ葉、糸三つ葉!

声に出して言ってみると舌を噛みそうになりますが、この3つ、何が違うのでしょう?実は・・・、育て方が違うのです!!

三つ葉はセリ科の植物で、日本、中国、朝鮮半島に自生していますが、野菜としての利用は日本と中国くらいなんです!美味しいのに!
栽培化されたのは江戸時代になってからで、元々は野山に自生していたのを摘み取って食べていました。

【三つ葉の特徴と旬】
根三つ葉は春に種をまいて土寄せをして葉が地上に出たら根つきのまま収穫します。
切りミツバはただ根を切っただけではなく、光を遮断して育てて葉が開くころに光を当てて緑色にして根元で切って収穫します。
糸三つ葉は青三つ葉とも呼ばれていて、水耕栽培されているので周年楽しめます。
根元まで光があたっているので根元も青いんです。

それぞれ個性があり、根三つ葉は3~4月が旬で、糸三つ葉よりも風味が強く、歯応えがあります。
切り三つ葉は旬が12月~2月で優しい食感と上品な香りが特徴で、お正月のお雑煮やお吸い物等によくつかわれるようです。
糸三つ葉は香り豊かで、お吸い物や茶碗蒸しなどの彩りにピッタリです。

同じものでも育て方が違うだけでこんなに差が出るなんて、植物の生命力ってすごいなぁ!と感動してしまいますね。

Text by ふーみん/食育インストラクター

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