時短にも!面取りの効果とは

〈食育まめ知識〉時短にも!面取りの効果とは

面取りとは、輪切りや角切りにした野菜の角を薄くそぎとること。
大根、にんじん、かぼちゃなどの根菜類などを煮る時の下ごしらえで、煮崩れを防ぎます。

【さらにおいしく仕上げる方法】
この面取り、煮崩れ以外にも大事な役割を持っています。
食材の角を丸めることで、調味料や煮汁に接する表面積が増えて煮汁の味もしみこみやすくなったり、熱が通りやすくなり調理時間の短縮に効果があります。
切りそろえた食材の角を切り落として丸めるのは、手間がかかって面倒な気もしますが、面取りをするのとしないのとでは、お料理の見栄えもおいしさもまるで違ってきます。

【面取りの効果は洋食で】
かぼちゃの煮つけや大根の煮物など和食で登場することの多い面取りですが、洋食でも重要な調理テクニックのひとつです。
ステーキなどのメインディッシュの隣に添えられているじゃがいもや人参の形がフットボール状に成形されているのを見かけたことはありませんか?
これも形を揃えることで火は均一に通り、飾り付けでも美しく見せることができます。

Text by ざわちゃん/食育インストラクター