うま味たっぷり☆「舞茸」の美味しい季節がやってきた!

きのこが美味しい季節になりました☆
なかでも味がよく、食べると身体の調子がよくなると言われていた舞茸は、「幻のきのこ」と呼ばれていました。
その名の通りなかなか見つけることが出来ず、見つけた者が舞い上がって喜ぶので、この名が付けられたとされています。
今では一年を通して手軽に購入出来る舞茸ですが、どのようなパワーが秘められているのでしょうか?

【舞茸にはどんな栄養が含まれているの?

数あるきのこの中でも、しめじと並んでうま味の多い舞茸。
今回はそんな舞茸の注目すべき栄養成分を一部ご紹介します!

●β-グルカン
食物繊維の一種であるβ-グルカンは便秘解消のほか、がんや脂質異常症の予防に役立ちます。

ビタミンB群
疲労回復に役立つビタミンB1・ビタミンB2をはじめ、肌荒れや二日酔い予防に効果的なナイアシンを含んでいます。


【舞茸を使って、料理を更に美味しく!

味、香り、歯切れのよさが持ち味の舞茸は、あらゆる調理法で美味しく食べられます。
今回は、舞茸の特性を生かした調理法をいくつかご紹介したいと思います☆

●「たんぱく質分解酵素」でお肉をやわらかく!
舞茸には「たんぱく質分解酵素」が含まれています。
この酵素の働きを利用し、加熱前のお肉を刻んだ舞茸と水を加えたものに漬けこみます
そうすることでお肉のたんぱく質のペプチド結合が分解され、お肉がやわらかくなります。
目安として、肉の重量に対して同量の舞茸と少量の水を加えてください☆

●冷凍保存でうま味アップ!
舞茸は小房に分けて保存袋に入れて冷凍することが出来ます。
冷凍することで細胞膜が壊れ、酵素の働きによって加熱時にうま味が増すと言われています。
冷凍した舞茸は凍ったまま調理し、1ヶ月を目安に食べ切るようにしましょう。

●天日干しで栄養価アップ!
多少手間がかかりますが、天日干しにしてから調理するとうま味がグンとアップします。
なおかつ、カルシウムの吸収を高めるビタミンDの含有量も増えます

●水溶性の栄養素も余すことなく摂ろう!
先ほどご紹介したβ-グルカンやビタミンB群は、水溶性の成分になります。
炊き込みご飯や汁物などにすると、これらの栄養素は余すことなく摂ることが出来るのでおすすめです!

舞茸は風味豊かでヘルシーなので、ダイエット中の方や健康志向の方におすすめの食材ではありますが、食べ過ぎるとお腹が緩くなる可能性があります。
一日30~50g位を目安に召し上がってくださいね☆

Text by ろい/食育インストラクター

関連キーワード: