みずみずしいシャキシャキとした食感が魅力のレタス!
皆さんは普段どのようにして召し上がっていますか?
今回は、生食だけじゃなく加熱しても美味しい!
レタスの魅力に迫ります。
【レタスにはどんな栄養があるの?】
90%以上が水分ですが、ビタミンKや葉酸、カリウムなどの栄養素を含んでいます。
●ビタミンK
「止血のビタミン」とも呼ばれ、出血した時に血を止める働きがあります。
怪我や手術だけでなく、生理や出産をする女性にはとても重要な栄養素と言えます。
また、カルシウムを骨に取り込み、骨の健康維持にも欠かせません。
●葉酸
ビタミンB12と協力し血液をつくる働きがあり、胎児の先天性の異常を防ぎ、貧血予防に働きます。
特に、妊娠前や妊娠中に必要とされ、胎児の発育には重要です。
●カリウム
カリウムは、体内の余分なナトリウムを体外に排出させて高血圧の予防やむくみの改善に働くほか、筋肉の働きを正常に保つ効果などがあります。
その他、ビフィズス菌などの善玉菌を増やして腸内環境を整える食物繊維や、レタスから発見された、抗酸化作用があるビタミンEなどを含んでいます。
【切り口が赤いけど…これって食べても大丈夫?】
店頭で売られているレタスを見ると、切り口が赤くなっている物がちらほら…。
それを見ると、買うのを躊躇してしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか??
しかし、実はそれ、食べられます!
●赤くなるのには、酵素が大きく関係していた!
レタスには、ポリフェノールオキシターゼという酵素が含まれています。
レタスの断面が空気に触れると、このポリフェノールが酸化酵素の働きによって褐色色素を持つ物質に変化します。
この現象を“褐変”(かっぺん)と言います。
カットされているレタスの色が変わりやすいのも、このためです。
褐変している場合は切ってから時間が経過しているという事になりますが、食べても問題はありません。
これは切り口を外敵から守ろうとする、いわば植物の自然な反応と言えます。
ご家庭では、切った後は濃度が薄めの食塩水か酢水に浸して酵素の働きを抑える他、空気に触れないようラップをする事で変色が防ぐ事ができます。
また、包丁で切ると金属に触れた部分が酸化しやすく、切り口が赤っぽく変色してしまうので、手でちぎるのがおすすめですよ。
【グーンと長持ち☆レタスのマル秘保存法!】
丸ごと1個買ってきたレタス。
使い切れずにそのまましなびてしまい、駄目にしてしまった…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時におすすめなのがこれ!
- 芯の切り口を2~3mm切り落とす
- 断面に小麦粉もしくは片栗粉を塗る
- 新聞紙で包み、最後にラップをかけて冷蔵庫の野菜室で保存する
たったこれだけで、2週間程経ってもシャキシャキの状態を保てます。
芯の表面に粉を塗ることで、芯から水分が逃げてしまうのを防いでくれます!
使いかけの物は手でちぎって水でサッと洗い、ペーパータオルを敷いた保存容器に入れて、3~4日を目途に食べ切りましょう。
レタスと一口に言っても、最も一般的な結球する玉レタスをはじめ、シーザーサラダでよく使われるロメインレタス、焼き肉の定番野菜サンチュなど種類は様々。
また、同じレタスの中でも玉レタスとロメインレタスは淡色野菜、サンチュは緑黄色野菜に分類されます。
葉の大きさや食感が異なるので、料理に合わせて選んでみてはいかがでしょうか?
Text by ろい/食育インストラクター