今回は、軽い味わいがたまらない「ラング・ド・シャ」についてご紹介したいと思います。
最近ではラング・ド・シャをコーンの代わりにした濃厚なソフトクリームもよくみかけますよね!
【ラング・ド・シャの名前の由来】
ラング・ド・シャ(langue-de-chat)はフランス語で「猫の舌」を意味します。
薄くて細長い棒状の形からこの名が付いたといわれています。
日本では丸いものや、四角いもの、くるっと巻いてあるものなど様々な形がみられますね。
【たった4つの材料を混ぜるだけ!】
ラング・ド・シャは、簡単でおいしく作れる焼き菓子のひとつです。
生地はバターに砂糖、卵白、小麦粉を順にすり混ぜてゆく、とってもシンプルな作り方。
コツは、卵白がバターと分離しやすいので、粉と半量ずつ交互に分けて加えてゆきます。
配合はとっても覚えやすく簡単!
すべての材料が同じ割合でできてしまいます。
今回はMサイズの卵1個分のレシピにしました。
まず先に卵白を計量することで、ムダがなく材料を使い切ることができますよ!
卵のサイズによって分量は変わってくるので、レシピの分量は参考までにお願いします。
<材料(約50枚分)>
無塩バター・・35g
粉砂糖・・35g
卵白・・35g
薄力粉・・35g
バニラエッセンス(あれば)・・少々
<準備>
・バターと卵白は室温に戻しておく
・薄力粉はふるっておく
・絞り袋に直径5mmの丸口金をセットしておく
<作り方>
1.バターを泡だて器で混ぜてやわらかくし、粉砂糖を入れてすり混ぜる。
2.半量の卵白を加えて混ぜ合わせ、さらに半量の薄力粉を加えて混ぜる。
残りの卵白、薄力粉を同じように加えて混ぜ合わせる。
3.最後にバニラエッセンスで香りをつけ、よく混ぜてなめらかな生地にし、絞り袋に入れる。
※生地がやわらかいので、計量カップなどに絞り袋をセットしておくと作業がしやすいです。
4.オーブンシートを敷いた天板に間隔をあけて7cm長さの棒状に絞る。
※手早く絞ることで直線に絞り出すことができます。
ゆっくりと絞ってしまうと歪みやすいので、勢いよく絞り出すことがポイントです。
※難しい場合は、直径3cmに丸く絞ってもかまいません。
5.180℃のオーブンで10分ほど、生地の周りが色づくまで焼く。
取り出したらすぐに網の上にのせて冷ます。
※急に色づいてくるので、様子を確認して焼き上がりをみましょう。
<応用編>
「シガレット」と呼ばれ、くるりと巻いた形に仕上げたい場合は、生地を丸く絞りだし、天板を軽く台にたたきつけて生地を広げて焼き上げます。
オーブンから出したらすぐに箸などの棒に巻き付け、巻き終わりを下にしておきます。
生地が熱いうちに行わないと割れてしまうので、生地が冷めてしまったらオーブンで温めなおしてから巻くことが大切です。
なめらかに仕上げた生地を焼くと、サクッと口の中でほどけるような歯ざわりになります。
チョコレートをはさんだりしてアレンジをしても良いですね!
ぜひともチャレンジしてみてくださいね!
Text by ナナちゃん/食育インストラクター