きのこは低エネルギーかつ食物繊維が豊富という点から、世界中からヘルシー食材として注目されています。
今回は、店頭でよく見かける4種類のきのこに焦点を当て、お話ししていきます。
【えのきたけ】
- 白くて、みずみずしい
- カサがやや小さめで閉じている
<おすすめの調理法>
クセがなく食べやすいので、細かく刻んで離乳食にも使われる事もあります。
定番の鍋料理や炒め物、スープなど様々な料理に活用出来ます。
石づきは茶色く硬い部分だけを切り落とし、根元の軸はバターソテーなどにして楽しみましょう。
【しめじ】
- 全体的に色が白い
- カサにハリがあって、1本1本の軸がしっかりしている
<おすすめの調理法>
「香り松茸、味しめじ」とも称されるほど、深い味わいを楽しめるしめじ。
厳密には“本しめじ”を示すようです。
現在市場に多く流通しているのは“ぶなしめじ”ですが、“本しめじ”同様、歯応えを楽しむ事が出来ます。
手で小房に分けて、炒め物などで食感を活かすのも良いでしょう。
【まいたけ】
- カサの色が濃く、光沢がある
- 触るとパリッと折れそうなもの(時間が経つにつれ、表面に水分がにじんでくる)
- 軸が白く、弾力がある
<おすすめの調理法>
味・香り・食感が良いきのこで、廃棄するところがほぼなく、そのまま使えるのが魅力です。
風味豊かなので、揚げ物や炊き込みご飯にしても美味しく頂けます。
【しいたけ】
- カサの部分が肉厚で、あまり開いていないもの
- カサの裏側が白い
- 軸が太くて短い
<おすすめの調理法>
うま味が強いのが特徴です。
しいたけの出汁は料理に深みを与え、和食や中華料理などで活用されています。
しいたけ本来の味わいを活かし、シンプルに焼いてしいたけステーキにしても美味しいですし、カサの部分に肉ダネや海老のすり身などを詰めて焼いたり揚げたりするのも良いでしょう。
えのき同様、石づきは茶色く硬い部分だけを切り落とし、うま味が強い軸は手で縦に割いて、料理に活用しましょう。
きのこは、野菜のように洗ってしまうと、食感が悪くなり、風味や香りが損なわれてしまいます。
そのため、汚れがある場合は、清潔な濡れ布巾やペーパータオルで優しく拭き取るようにしましょう。
また、水分量が多く傷みやすいので、購入後1~2日で使い切れない場合は“冷凍保存”するのがおすすめ!
石づきや根元を切り落として、保存袋に入れて冷凍すると、うま味がアップします。
使用する際は解凍せず、そのまま炒め物や汁物などに使えますよ。
ヘルシーで食べ応えのあるきのこは、秋に向けてますます美味しくなります!
皆さんも生活の中に、きのこをとり入れてみてはいかがでしょうか?
Text by ろい/食育インストラクター