今回は秋の味覚!きのこを使ったホイル焼きをご紹介します。
食物繊維や成長に必要なビタミンDを豊富に含むきのこを食べて冬に向けて体の調子を整えましょう!
【一緒に作る保護者の方へ】
このレシピはお子さんが主体となって作れる簡単なものですが、加熱や包丁を使う作業がありますので、年齢に合わせたお手伝いをお願いします。
お子さんが出来る部分はなるべく手を出さずに見守ってあげて下さいね。
【きのこのホイル焼き(3~4人分)】
<下準備>
・オーブンを180℃に温めておく
<材料>
お好みのきのこ・・300~400g(今回はしめじ・エリンギ・えのきを使用)
ベーコン・・80g(今回はカット済み厚切りベーコンを使用)
にんにく・・1かけ
バター・・5g×2個
塩・黒こしょう・・適宜
パセリ(みじん切り)・・少々(乾燥でも構いません。彩りなので、なくてもOKです。)
<作り方>
- きのこは食べやすい大きさに切ったり、手でさいておく。
にんにくは半分に切って芽を取り除き、潰す。 - オーブン付属の天板の2倍の長さに切ったアルミホイルを天板に乗せる。
(アルミホイルの半分が天板に乗っている状態。)
半量のきのこ・ベーコン・にんにくを順に乗せ、お好みで塩・黒こしょうを軽くふる。 - (2)に残りのきのこ・ベーコン・にんにくも乗せ、塩・黒こしょうをふってバターを2ヵ所に乗せる。
- 余らせたアルミホイルを上からかぶせ、4辺を3回折り畳み、密閉する。
- 予熱しておいたオーブンで15~20分焼く。
熱いうちにホイルごと器に乗せ、ハサミで真ん中に切り込みを入れて開き、彩りにパセリをふる。
【ポイント】
- きのこはお好みのもので構いません。
今回、エリンギは横半分に切ってから手でさきました。
さくことで表面に凹凸が出来、味の絡みがよくなります。 - ベーコンは切る手間を省くため、カット済みにしました。
厚切りにすることで、食べた時の満足感がでますが、薄切りを使用しても大丈夫です。
バターも切れているものが出回っていますので、そちらを使用すると簡単です。 - にんにくは芽の部分にえぐみが出やすく、胃もたれの原因になるといわれていますので、取ってから使用しましょう。
今回は潰して使いましたが、みじん切りやスライス、おろしなどお好みの形状でどうぞ。 - アルミホイルは隙間が出来ないよう、上下をしっかり合わせて折り返してください。
密閉する事で、蒸気がこもり食材にしっかり火が入ります。
また、オーブンの熱による乾燥も防げます。 - 間にベーコンやにんにくを挟むことで、全体にうま味がいきわたります。
バターも最後に2ヵ所に分けておくことで、溶けたバターが食材の間を通りながら下に落ちていくので、まんべんなくバターがいきわたり、途中のベーコンやにんにくの風味をまとってよりおいしくなります。 - オーブンではなく、フライパンで作ることも可能です。
ぴっちりフタの出来るフライパンを使用し、火加減は1~2分強めで後は中火~中火弱で10~15分加熱してください。
オーブンより焦げやすいので、焼いている時は匂いを嗅いで、焦げていないか確認してください。
【きのこの栄養】
低カロリーで食物繊維豊富なきのこは、私達の体によい働きをもたらしてくれます。
きのこの主な栄養素は食物繊維やビタミンD(エルゴステロール)、そして意外と知られていませんが、カリウムも豊富です。
また、疲労回復や健康維持に必要なビタミンB群も含むので、あと一品欲しい!という時には、ぜひきのこを思い出してみて下さい。
安価に手に入るので、ストックしているご家庭も多い食材のひとつですが、きのこは水分が多いと傷みやすいので、パックなどに水滴がついていたら取り除き、湿り気が少ない状態で野菜室に入れて保存しましょう。
また、冷凍も可能なので大量にあって使いきれない時は、カットした状態で保存袋に入れて冷凍庫へ。
使う時は凍ったまま使用します。
バターをオリーブオイルなどに変えると、また違った味が楽しめます。
肉の付け合わせや仕上げに酢を加えてマリネ風にしたり、パスタの具材としてもお使いいただけます。
少し多めに出来た時は他の料理にアレンジしてみて下さい!
Text by さゆり/食育インストラクター