青汁の原料「ケール」がアメリカで空前の大ブーム!

青汁の原料「ケール」がアメリカで空前の大ブーム!

ケールと言えば栄養価が高いことから青汁の原料として有名ですよね。
日本のスーパーではあまり馴染みのないお野菜ケールですが、今アメリカで空前の大ブームなんです。

【ケールとは?】
ケールは地中海沿岸が原産で、欧米ではよくロールキャベツなどの煮込み料理やスープやサラダとして一般的に食べられています。
キャベツ、ブロッコリー、大根などと同じ仲間のアブラナ科の野菜で、キャベツやブロッコリーなどは全てケールを品種改良してできた野菜なんですよ!
ケールは通年栽培が出来、春から秋にかけて収穫されたケールは苦味やクセがつよく、葉も濃い緑色なのに対し、冬に収穫されたケールは甘く葉の色が薄いのが特徴です。

【栄養バランスが一番!ケールの魅力】
ケールはキャベツやブロッコリーよりもはるかに多くの栄養素を含んでいます。
その種類と効果とは?

(1)クロロフィルとデトックス効果
ケールは深緑色の見た目からもわかるように、非常に多くの葉緑素(クロロフィル)を含んでいます。
脱臭効果、殺菌効果、コレステロールの抑制、免疫強化だけでなく体内の毒素の排出を促すデトックス効果も持っています。

(2)メラトニンと安眠効果
若返りホルモンと呼ばれるメラトニンは神経ホルモンの一種で体内時計を正常に保ち寝つきや睡眠の質を改善する働きがあります。
ケールは野菜の中でずば抜けて多く含んでいます。

(3)ルテインと目の保護
ルテインは紫外線など活性酸素から網膜を守ってくれる「天然のサングラス」とも言われています。
ケールはルテインの含有量がダントツNo.1です。

(4)イソチオシアネートとがん予防
ケール(アブラナ科の野菜)特有の辛味成分の正体はわさびなどにも入っているイソチオシアネートという成分です。
イソシアネートには消化を良くしたり血栓をできにくくしたりして、ガン発生の抑制や解毒酵素の活性化などいろんな効果が期待できます。

(5)カルシウムと骨
人間の体の1.5~2%がカルシウムでできており、カルシウムの99%は骨や歯に存在しています。
ケールにはカルシウムがなんと牛乳の約2倍含まれており、吸収率も牛乳の約1.3倍なんです!

【腎臓病!甲状腺異常の方はちょっと注意!】
すでに人工透析をされている腎臓病の方はNGです。
それは、尿や汗が出にくくなったり、カリウムの排出が悪くなってしまうからです。
また、甲状腺異常の方はケールを食べ過ぎると甲状腺機能に異常が起こるらしいので適度な摂取を心がけましょう!

栄養価の高いケールを是非ジュースとしてだけではなく、生でも召し上がってみて下さい。個人的にはシーザードレッシングがおすすめです☆

Text by ひとみ/食育インストラクター