5月8日は「ゴーヤーの日」というのをご存じですか?
語呂合わせ(5.8=ゴーヤー)に加えて、この頃からゴーヤーの生産量が増える事にちなんでいます。
平成9年(1997年)、沖縄県とJA(全国農業協同組合連合会)沖縄経済連が、ゴーヤーを広く知ってもらい、もっと食べてもらおうという思いから制定しました。
今回は夏のスタミナ野菜、ゴーヤーについてお話しします☆
【ゴーヤーの注目すべき栄養成分】
●ビタミンCが豊富☆
ビタミンCはウリ類の中でトップクラスの含有量!ゴーヤー1本につき、レモンの約1.5個分のビタミンCが含まれています。
ゴーヤーのビタミンCは加熱で壊れにくいのが特徴で、調理での損失が少ないとされています。
苦味成分との相乗効果で、がんや老化の抑制効果が高まるとされています。
●食物繊維でデトックス作用に期待☆
食物繊維は腸の働きを活発にしたり、デトックス作用が期待出来ます。
●独特なあの苦味の正体は…モモルデシン!
モモルデシンという成分は胃腸の粘膜を保護したり、胃液の分泌を促して食欲を増進させたり、血糖値や血圧を下げる働きにも優れています。
また、毛細血管を丈夫にして血液循環を良くする働きもあります。抗酸化物質なので、多くの生活習慣病予防に役立つ栄養成分です☆
【独特な苦味…緩和するには??】
ゴーヤーは苦味が特徴とも言える野菜ですが、その苦味が強すぎると食べにくさが勝ってしまう事があります…(+_+)
有効成分を失わずに苦味を和らげる方法として…
- 薄切りにする
- 塩や砂糖を使って揉み込み、少し時間を置く
- ギュッと汁気を絞り、熱湯でさっと茹でる(※あまり長い時間水につけていると、ビタミンCが流れ出てしまいます)
- 油を使い高温で炒める、揚げる
- 旨味のあるものと合わせて、苦味を感じにくくする
等が挙げられます。
【おすすめ調理法☆】
●下処理は塩&砂糖がおすすめ!
私も家で苦味を和らげる方法を色々試してみました!
すると、下処理の段階でゴーヤーに塩と砂糖を併用して揉み込むと、どちらか1つだけで揉み込むより、苦味が和らぐ印象を受けました。(私は砂糖を塩の3~4倍量加えて揉み込みました。)
この方法なら苦味が苦手な大人の方は勿論、お子様も召し上がって頂きやすいと思います。
●旨味成分のイノシン酸と組み合わせよう!
イノシン酸がゴーヤーの苦味と合わさると苦味が和らぐと共に、旨味を引き出してくれます。
イノシン酸は魚や肉などに多く含まれているので、かつお節や豚肉などと炒め合わせるのがおすすめです☆
沖縄の郷土料理ゴーヤーチャンプルーがその一例で、理にかなっている事がよく分かりますね☆(^-^)
苦味が強くて敬遠していた方も、ひと手間加えれば美味しく召し上がる事が出来ますよ☆
これからの時期、益々美味しくなるゴーヤー。
是非ご家庭でも取り入れてみてはいかがでしょうか?
Text by ろい/食育インストラクター