赤い茎が特徴の「新しょうが」。
5~6月になるとスーパーでもみかけるようになります。
今回はその新しょうがを使って簡単に作れるジンジャーシロップをご紹介します。
【しょうがの歴史と種類】
しょうがの原産地は熱帯アジアと言われ、インドや中国では紀元前から薬用などに利用されていました。
日本には奈良時代に中国から伝わり、そのころは主に薬用として栽培されていましたが、江戸時代になると食用として広まって行きました。
しょうがは大きく分けて「根しょうが(ひねしょうが)」、「新しょうが」、「葉しょうが」の3つに分けられます。
根しょうがは一般的に出回っているしょうがのことで、秋ごろに収穫したものを貯蔵しているため通年手に入れることが出来ます。
新しょうがは初夏に収穫されるもののことで、貯蔵せずに収穫後すぐに出荷するため繊維がやわらかくとてもみずみずしいのが特徴です。
葉しょうがとは根が細く小さい段階に葉茎つきのまま収穫したもので、「谷中しょうが」が有名です。
【自家製ジンジャーシロップを作ろう!!】
<材料>
新しょうが・・200g
砂糖・・200g
レモン果汁・・1/2個分
- 新しょうがは繊維を断ち切るようにスライスする。
鍋に新しょうが・砂糖を入れてよく混ぜ、30分程おく。 - 水分がたっぷりと出てきたら火にかけ、煮立ったら弱火にしてアクを取りながら20~30分煮る。
- 火を止め、レモン果汁を加えて全体を混ぜ合わせ、そのまま冷ます。
- ザルで濾し、煮沸消毒した瓶に入れて完成!!
ヨーグルトにかけたり、紅茶や炭酸水に入れたりするのはもちろん、砂糖の代わりに照り焼きや煮物に加えるのもおすすめです。
余ったしょうがは天日干しやオーブンで乾燥させ、グラニュー糖をまぶせば自家製しょうが糖になります。
また、煮る時にシナモンやカルダモン、クローブなどお好みのスパイスを一緒に加えると、またひと味違ったジンジャーシロップが楽しめますよ。
Text by まち/食育インストラクター